
(2)フィールドレポーター
[1]調査のしくみ
琵琶湖博物館では、フィールドレポーター制度を実施しています。これは、身の回りの自然やくらしについて定期的に調査を実施し、博物館に報告をするというレポーターシステムです。任期は1年ですが、何年でも引き続き行うことができます。
調査は博物館からレポーターの方に調査の方法やテーマを伝え、レポーターの方は送られた調査票に従って標本を送る仕組みとなっています。
[2]調査項目
1997年度の調査
第1回調査 「ツバメの巣を調べよう」
第2回調査 「水辺の貝を調べよう」
第3回調査 「あなたが使った水の量」
第4回調査 「セイタカアワダチソウを調べよう」
1998年度の調査
第1回調査 「タンポポ調査」
第2回調査 「ホタル調査」
第3回調査 「案山子調査」
第4回調査 「お雑煮調査」
1999年度の調査
第1回調査 「たんぼの生き物調査」
第2回調査 「お地蔵様調査」
[3]調査のまとめ
調査結果は、調査ごとにエピソードなどをとりまとめ、レポーターの方に「フィールドレポーター便り」として、報告しています。また、調査のテーマごとにレポーターが博物館の会場に集まり、資料の展示や専門家の講演を交えて、自由に意見を交換する「フィールドレポーター交流会」も開催されています。
[4]その他の参加型調査
琵琶湖博物館では、このような地域の人による調査を「参加型調査」とし、「身近な環境調査」「グループとの共同による研究調査」なども実施しています。
