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名 称 |
オグマサナエ | ||
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学 名 |
Trigomphus ogumai Asahina | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
トンボ目サナエトンボ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
あわら市(旧金津町):橋屋(瓜谷池)(501),あわら市(旧芦原町):福良ヶ池(539),敦賀市:樫曲中池見(805) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
コサナエ属の中で国内最大種で,体長が約45 oある(植村,1985 ).日本特産種で,本州,四国,九州に分布し,長野県,愛知県,岐阜県の以西から鹿児島県までの各地に分布している(石田,1996 ).平地,丘陵地の池沼や水田,溝川などに生息する.県内では,1992 年に芦原町福良ヶ池で初記録され,その後金津町橋屋瓜谷池と敦賀市樫曲中池見湿地において,5 月上旬から中旬にかけて主に池の周辺で記録された(和田ほか,1992 ;和田,1997 ;佐々治ほか,1998 ). | ||
保護の現状 と留意点 |
本種が初めて記録された福良ヶ池ではその後の採集記録がなく,今後の本種の生息状況のモニタリングが重要である(和田,1997 ).北潟湖には,ブルーギルやライギョといった肉食性の魚が生息しているため,生息地にこれらの捕食魚が侵入していることが確認された場合には,駆除が必要である.また,周辺の開発がこれ以上進まないようにするなどの環境保全にも注意を払う必要がある. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |