表 題 |
渡り鳥保全調査報告1997年度 −鳥獣保護区・休猟区の鳥類相W− |
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著者名 |
福井県自然保護センター |
掲載巻 |
Ciconia Vol.8 |
発表年 |
1999 |
分 類 |
鳥類 |
要 約 | 1997年度の夏期と冬期に,福井県内の計19カ所の予定地を含む鳥獣保護区と休猟区で鳥類相とその繁殖状況を調査した.のベ36日の調査で計11目31科83種の鳥類が記録され,計1目4科4種の鳥類の繁殖が確認された.これらのうち,環境庁指定の「日本の絶滅のおそれのある野生生物」の絶滅危惧IB類のクマタカが前坂休猟区で,絶滅危惧U類の,ハヤプサが岳山鳥獣保護区で,サンショウクイが文殊山鳥獣保護区と疋田休猟区で記録された.これからはこれらの貴重種の保全も含め,鳥獣保護区や休猟区設定の目的を達成するために調査・管理ができるような体制を作ることが必要であろう. |