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●種の特性
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殻高3mm ,殻長4mm ,殻幅2mm 内外の卵三角形の淡水産の二枚貝.殻は黄白色から黄褐色の薄質半透明.
前背縁は後背縁より長い.
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●生息状況
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マメシジミ類は北海道,本州の1,000m 級の亜高山帯に分布するが,20 種類以上もあり再検されていないので区別が困難.県内では部子山の古池に生息していたが,古池が消滅し不明.部子山の千本杉の東側谷筋と,歩道近くの谷筋,冠山登山道の中腹の沼に生息が確認された.
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●存続を脅かす要因
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歩道や公園化のための周囲の伐採による乾燥化,腐葉土の堆積する湿地の減少が主な要因である.
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●参考文献
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福井県自然環境保全調査研究会陸水生物部会.1998 .福井県の陸水生物.203pp .福井県.
川村多實二.1973 .日本淡水生物学.780pp .北隆館.
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