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●種の特性
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キジ科中最小で体は丸く,尾は短い.草やぶに隠れて姿を見せず,突然足元から飛び立つことが多い.
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●生息状況
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本州中部以北では夏鳥として繁殖し,関東や近畿地方では留鳥として少数が繁殖している.冬期は台湾,中国大陸南部,インドシナ半島などにまで渡る.本州中部以南の積雪のない地方では普通に見られたが生息数は減少してきている.
本県では,主に渡りの時期に観察されるが,もともと生息数は少ない.養殖されているウズラの籠抜け個体と混同される恐れもある.
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●存続を脅かす要因
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本県においては,現在の生息状況が不明な種であり,存続を脅かす要因も明確でない.
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●参考文献
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福井県.1998 .福井の鳥とけものたち.92pp .福井県.
日高敏隆.1996 .日本動物大百科第4 巻鳥類U.180pp .平凡社,東京. 小林桂助.1983 .原色日本鳥類図鑑.154pp .保育社,東京都. 日 本鳥類保護連盟.1988 .鳥630 図鑑.102pp .日本鳥類保護連盟,東京.
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