- 公園内の遊歩道へは,周囲の道路より幾つかのコースがあり,自由に散策出来るようになっています.中でも自然史博物館前からスタートするコースが最もよいでしょう.
- 早春の3月ともなると,カラ類,メジロ,ホオジロなどがさえずり,膨らみかけた木の芽をウソが啄んでいます.
- 4月中旬から5月の連休のころには,南の国から渡ってくる夏鳥が次々と観察されます.早く渡来するヤブサメ,センダイムシクイに続いて,オオルリやキビタキのさえずりを6月まで聞くことができます.渡りの途中にちょっと寄ってくれるコマドリやコルリも,時にはエゾムシクイなどが一週間ほどいてくれるので,彼らのさえずりを確かめてみましょう.
- また,公園内の木々には多くの巣箱が架けられており,カラ類がよく利用していますので,驚かさないようにして観察してみるのもおもしろいです.早春の夜明け前にはフクロウが,初夏の夜にはアオバズクが鳴くこともあります.
- 夏になるとヒヨドリ,カワラヒワ,ハシブトガラスなどの声が喧しいほどにあちこちから聞こえてきます.
- 秋にはエナガやカラ類の群れに混じってコゲラなどが枝から枝へ移りながら忙しく餌探しをしています.10月になるとそろそろツグミに代表される冬鳥が渡ってきます.林の地表で落ち葉をめくって餌を探しているシロハラなどを見つけられるでしょう.
- 雪の降った冬の林ではカラ類やカケス,ツグミ,ウソなどが餌を求めて一生懸命生きているのが見られます.
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