環境ふくい推進協議会の情報紙
第37号 平成16年1月発行
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【主な内容】 /// ふるさと環境自慢 /// 大飯郡 高浜町 「青葉山」と「中山寺」 /// 特 集 /// スローフードってなに? /// 私達の活動紹介 /// |
表紙写真 (雪のさんぽ道) 撮影/斉藤 真由美 |
「青葉山」と「中山寺」 大飯郡 高浜町
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青葉山 | 地図 |
福井県高浜町は、福井県の最西端に位置し、南東は大飯町、西は京都府舞鶴市と隣接し、若狭湾国定公園の中にあります。また、白い砂浜が八キロにわたり続く、日本海随一のマリンリゾート地です。波の静かな海水浴場は、リアス式海岸の湾内に遠浅の砂浜を擁し、「日本の水浴場八十八選」にも選定されています。夏場には家族連れや若者が押し寄せ、冬場にもサーフィンの若者が多く訪れるなど年間を通して賑わいます。
町の自然に目を向ければ、町の北東に位置する内浦半島の突端には、県の名勝に指定されている「音海断崖」があります。ここは隆起・沈降を繰り返したリアス式海岸で、長さ二キロ、高さ二七〇メートルにわたってその特徴的な絶壁大断崖を見ることができます。
なかでも高浜町を象徴する秀嶺「青葉山(あおばやま)」は、福井県の西端に位置しており、標高六九九メートルの長い裾野をひく円錐形の山容は、別名「若狭富士」ともよばれています。後陽成天皇(ごようぜい、1586〜1611)の御子で、桂離宮を造園された八条王子は、
富士なくば
富士とや言わん 若狭なる
青葉の山の 雪のあけぼの
と詠われており、古くから若狭の象徴として親しまれています。
また、この「青葉山」は類まれなその風貌とは異なり、かつて多くの山頂の奇岩・奇峰を巡る山岳密教の行場として知られ、近代までは山の戒律が厳しく、吉野の大峰山のごとく女人禁制の霊山でありました。
この霊峰「青葉山」は、今から一二七五年前に越の大徳「泰澄大師」によって開かれました。また、青葉山中腹にある「中山寺(なかやまでら)」は、七六三年に聖武天皇の勅願により泰澄大師によって創設されたと伝えられています。
現中山寺の本堂は、室町初期に建立された五間四面の桧皮葺の趣きある建造物であり、本堂に安置されている像高七九.三センチの三面八臂の馬頭観音像は、鎌倉時代の代表的な仏師運慶・快慶の直弟子「湛慶」によって彫られ、三三年に一度しか開帳されない秘仏として知られ、ともに国の重要文化財に指定されています。
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音海断崖 | 中山寺本堂 | 馬頭観音像 |
海岸から見ると秀麗な青葉山も、南北から見ると扇を広げたような形で、別名「鋏山」と評されています。青葉山山頂からは三六〇度の眺望をほしいままにし、晴天の日には丹後半島・能登半島・霊峰白山に至るまで遠望でき、碧い海とリアス式海岸との織り成す汀線美は、ここでしか味わえない美しさがあります。
青葉山山麓の集落での伝統に育まれた昔ながらの伝承や祭りなどには、山を神と崇め生まれてきた人々の思いが垣間みえます。
(高浜町職員 杉本 泰寛)
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内閣府の「国民生活に関する世論調査」では、不安の第一位が老後の生活設計、第二位が自分の健康、次いで家族の健康となっています。
それでどうすればその不安が解消できるか、答えは当然に健康でいることに突き当たります。人生目的を達成するための最低条件が健康ですから、健康を維持するにはどうしたらよいか考えなければなりません。
さて、昨今は異常なほどに健康ブームで健康情報が氾濫しています。
テレビでも「これを食べればもう恐ろしくない」とか、あるいはその司会者が医者に見えて、どんな病気も克服できるような錯覚に陥ったり、健康食品を売り込むチラシが、これでもかというほど新聞に折り込みされたりしています。しかし何といっても、まず日々の食事が重要なポイントであることはいうまでもありません。
アメリカやヨーロッパで不治の病といわれた結核が少なくなった理由は何でしょうか?
たいていの人は、『ストレプトマイシン等の抗生物質が発見されたことによる。』と答えます。しかし先進国では、ストレプトマイシンの実用化よりはるか百年前に結核が少なくなってきていました。
正確な答えは、「健康な身体つくりのために、栄養のある食事が一般に広く普及し、公衆衛生も高い水準に引き上げられたから」です。
日本はたまたま戦後ストレプトマイシンと同時に結核が少なくなっただけです。
たしかに医療は、天然痘をはじめとするいくつかの感染症を克服しましたが、いま日本では糖尿病をはじめとする生活習慣病が増加しています。糖尿病の原因である高血圧は、薬でコントロールしているだけで治療したのではありません。
もちろん、医学や薬に責任を押し付けるのは間違いで、問題なのは生活者一人一人の食生活なのです。
健康へのスタートは、まず食生活の見直しをすることです。
しかしながら、ここ数年国民を大きく揺るがす大事件が続出しました。
BSE騒動、農薬混入中国野菜、不当表示でのごまかしなど、聞くだけも不健康になりそうなニュースばかりです。しかもこれらは、個人の努力範囲外に起こることで、公的機関は果たして生活者の立場で行動しているのか疑問を持ちます。
そんな時に「スローフード」という言葉が耳の中に入ってきました。
そこが私をスローフードに追いやり始めた時です。スローフードの事は後に説明するとして、多くの人が自由に、また、自己責任でよく考えて行動をしようというように、食の危機が人生哲学の運動になってきたのです。
1. 最近とかく異常としか見えない事やおかしい事
最近どう見ても異常ではないかという事が多く発生しています。その際たる事は少年犯罪の凶悪化でしょう。どうして彼等が大人も出来ない事件を起こすのでしょうか?
テレビの影響、家庭内教育の崩壊、学校での指導力不足、地域社会の喪失等が原因といわれていますが、私はどれも否定しません。しかし、それ以上に幼少時の食事と家族との食事の有無が大きいと思います。
朝食の欠食や孤食、そして食材そのものが少年の情緒不安定に拍車を掛けていると思います。
海外では、食事や食生活と子供たちの性格に関する研究があり、相当の相関関係で結論しています。日本でもよく似た研究報告があります。
食事といえば、便利性一〇〇%のコンビニで売られている弁当や、ファーストフード店なども大きく食生活を変えてきました。
そして食生活の変化は、食事内容の変化のみならず、子供たちの性格と大人の健康にも悪い影響を与え、キレる子供達、生活習慣病の増加、ボケと介護増大などを招いていると考えられています。その原因全てが食生活とは思われませんが、相当に影響があるのではないでしょうか。
異常な出来事に反発するように、新しい波として「地産池消」とか「身土不二」、「ファーマーズマーケット」などといった言葉もマスコミに常時登場するようになりました。
一般にはあまり知られていないかもしれませんが、一八五六年に福井市子安町に生まれた石塚左玄という人物は「食医」ということで世界でも著名な方です。
また、日本で初めて「食育」という言葉を使った人としても知られています。
彼は四〇歳の時に「食養長寿論」の中で、地方に先祖代々伝わってきた伝統的食生活にはそれぞれ意味があり、その土地に行ったらその土地の食生活に学ぶべきであるという、「身土不二」の原理を発表しています。
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大賑わいのファーマーズマーケット |
この「身土不二」は若干哲学的ですが、いわゆる地産地消であり、域内流通で生産者の顔が見え、しかも新鮮で安全安心な近場の農産物ということで消費者からも大人気です。県内でも朝市やファーマーズマーケット(福井県で九〇箇所)がブームになっています。
また、四二歳の時に彼は「通俗食物養生法」の中で、「学童を持つ人は体育も知育も才育も全て食育に有ると認識すべき」と食の栄養、安全、選び方、組み合わせ方の知識と食生活が、心身ともに健全な人間を作るという教育―食育が大事だと言っています。
お袋の味は親の後姿を見て自然に身についたものです。母親の味噌汁の味は料理学校で習ってもできません。
当時、食育はどの家庭でも子育てとしつけの基本でした。
私は戦後のベビーブーム時代の一人ですが、私の家庭は生まれてずっと一〇〇%地産地消でした。
もちろんマーケットもないし、自給自足の食生活ですから、卵、山羊の濃厚な生乳、味噌、醤油等の生産も全て家族の分担で作られました。
子供の仕事としては、鶏小屋での毎日の卵集め、山羊の好きな草刈りでした。そうしたことが知らず知らずのうちに食の勉強になったのですが、当時は心の中にその食全てを完全に受け入れてはいませんでした。
夏は茄子、胡瓜と南京、秋は薩摩芋、冬は大根、春は山菜と明けても暮れても地産地消の連続でした。もの心ついてからは、地産地消から抜け出す事が食への夢であり、見直しだったのです。大半の農家がそうでした。
しかし、あまりにも脱地産地消になり過ぎて、日本国中に前述したような様々な弊害が出てきました。
成人になって食生活の見直しをすることは容易ではなく、子供の時からの食育こそが全てです。『食』とはその漢字が示すように、人に良いと書くわけですが、その意味では石塚左玄はスローフードの先駆者といえます。
十七年前にイタリアで立ち上がったこの運動は、時間をかけて食事をすることを推進するものではありません。また、単にファーストフードを非難するのではなく、人間本来の生活をするための哲学的意味合いがあります。
小さな5階建てビルの、雑然とした狭い一室にある日本東京スローフード協会で見せて頂いたスローフード宣言――少し長いのですが紹介します。
『われわれの世紀は、工業文明の下に発達し、まず最初に自動車を発明する事で、生活の形を作ってきました。われわれ皆がスピードに束縛され、われわれの慣習を狂わせ、家庭のプライバシーまで侵害し、ファーストフードを食することを強いるファーストフードという共通のウイルスに感染しているのです。今こそホモ・サピエンスはこの滅亡の危機へ向けて突き進もうとするスピードから、自らを解放しなければなりません。
我々の穏やかな悦びを守るための唯一の道は、このファーストライフという全世界的狂気に立ち向かう事です。この狂乱を効率と履き違えるやからに対し、私たちは感性の悦びと、ゆっくりといつまでも持続する楽しみを保証する適量のワクチンを推奨するものであります。
我々の反撃はスローフードな食卓から始めるべきでしょう。
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ピエモンテ州 ブラ |
ぜひ郷土料理の風味と豊かさを再発見し、かつファーストフードの没個性化を無効にしようではありませんか。生産性の名の下に、ファーストフードは私たちの生き方を変え、環境と我々を取り巻く景色を脅かしているのです。ならばスローフードこそは、今唯一のそして前衛的回答なのです。真の文化は趣向の貧困化ではなく、成長にこそあり、経験と知識との国際交流によって推進することが出来るでしょう。スローフードはシンボルであるカタツムリのように、この遅々たる歩みを、国際運動へと推し進めるために、多くの支持者達を広く募るものであります。』
スローフードの発生由来は、ハンバーガー店のローマ出店に対して、ファーストフード等の画一化、同質性がイタリアの伝統的食に大きく影響を与える事を危惧した事が原点でしたが、宣言にもあるようにその奥には生活者としての哲学的思想が見え隠れしています。
スローフード協会は十七年前の一九八六年にイタリア北部ピエモンテ州にあるブラ(ほとんどの人が初めて聞くのではないか)で、カルロ・ペトリーニが設立し、いまや世界五〇カ国八万人の会員を有するに至って、国際本部は設立されたブラにおかれています。
日本には二十二の協会が存在して全部で三千人の会員が活動しており(日本ではBSE、不当表示等により会員数が急激に増加)、各協会は国際本部の支部になり、本年から横の連携を深めるべく全支部が連絡評議会をつくって一層の運動展開を目指している状況です。
スローフード協会はNPOであり商業活動とも無縁の、食文化のボランテイア団体です。
具体的に「スローフード運動」は大きく3つあります。
@.消えつつある郷土料理や質の高い食品等を守る。
このままでは全く忘れ去られてしまう伝統料理や滅亡の危機にある伝統野菜、在来種の保護運動をします。これらは先人の遺産で、その地場での食こそ健康にも高い貢献度があります。大量生産の目標である徹底した価格ダウンができないだけの理由で、本来のすばらしい食品を失うことは出来ません。
特に優れているものについてはイタリア本部で表彰制度をつくっています。
A.質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていく。
大規模流通経済の中では地域内での流通がなければ、地場の優秀で弱小な農家は継続生産が不可能になります。
この運動を拡大することは、農家を支援することとなり、ひいては自分に、家族に、そして地域の方々をより健康に幸せにしてくれます。
地産地消の実践は大規模流通経済と効率一辺倒の中にあってこそ輝きます。
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食育:親子での地元伝統 「くずまんじゅう作り」 |
B. 子供たちを含めた生活者全体に、味の教育を進めていく
イタリア本部で最も力を注いでいるのがいわゆる食育です。本物の味を知ってもらうために、児童教育の中で試食会と食の知識を与える事が実施されています。昔の食の知恵や地元料理紹介等もその中で行われます。地元食材の学校給食への導入もこのひとつです。
我々はそうした運動のなかで、心身ともに健康で健全な子供たちを育てる事に?がり、農村活性化になり、穏やかな老後を過ごせる事を信じて、日本式福井版スローフード運動を福井県内にも広げていきたいと考えています。
伝統ある日本型食生活を忘れた大量生産の個性のない食事や、健康に即害を及ぼす可能性のある食品を自らが今一度勉強をすること、そして手作りの食事と家族団らんでの食こそが健康に必要なのです。
繰り返しますが、この運動はファーストフード全てを否定しようとするものでありません。
過去の伝統に縛られて、全てをスローフードの虜にするつもりもありません。地産地消のみの食材でしか料理をしないのでもありません。
地産があればそれを最優先にして利用し、本来のあるべき食生活を良くしていくことを実践するのです。
食は命の源であるのに、自分の食生活を変えず、自分の都合の良い利便性のみを求めておきながら、そうしたものに安全・安心を求めるほうが間違っているのです。
今こんなことで福井スローフード協会のNPO設立に向けて、特に健康を鍵にして、同じ疑問を持って行動したい人を幅広く募集中です。
(JA 福井県厚生連 岩佐 勢市)
〜 身近な里山から地球環境を考えよう! 〜
福井県フォレストサポーターの会は、森と市民を結ぶ、環境にやさしい人と自然、生き物達との共生を目指し、ボランティアを中心に平成10年11月に発足しました。市民参加の里山の森づくりや、森林環境教育活動により、県内の森づくりの普及啓発を図ることを目的としています。私達の会は、福井県が認定したフォレストサポーター、および森林ボランティア活動に興味を持つ人が、技術の習得・情報の交換、会員相互の親睦を図りながら、身近な里山の保全を通して、福井の自然環境を未来へ引き継いでいくために次の様な活動を展開しています。
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八ツ杉千年の森づくり |
1. しおさいの森・北潟(福井森林管理署との協定による北潟国有林森林整備等のふれあいの森づくり)
2. ラポーゼかわだの森づくり(河和田小学校・NPOかわだ夢グリーン・鯖江市民活動交流センター他市民団体との連携による、かわだ学校の森づくり)
3. 八ツ杉千年の森づくり(今立町八ツ杉森林学習センター・NPO森のエネルギーフォーラム・東京いまだて千年の森冒険隊他市民・大学・子供達との連携による森づくり)
4. 竹田川水源の森づくり・九頭竜川水源の森づくり
5. 里山と田んぼ・自然体験学校森の駅(今立町轟井森の駅実行委員会・今立コミュニティサポートセンター他市民団体との連携)
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ラポーゼかわだの森づくり |
21世紀は緑と水を育む森林の世紀、水の世紀とも言われています。たくさんの生物達が、元気で暮らせる、緑の地球をつくるために、森や川・田んぼ・海を含めた、福井の緑豊かな自然環境を、次の世代を担う子供達、若者に引き継ぐために、森と市民を結ぶ森のサポーターとして、これからも市民参加の森づくりや森林環境教育活動を続けていきたいと思います。
福井県フォレストサポーターの会 会長 日野岡金治
〜 チームの活動 〜
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昆虫などのすみかとなる丸太積み |
我がチームは丸岡町鳴鹿小学校6年生で構成し、地域の自然を守り育てることを目的に活動しています。昨年は、環境の健康診断や福井県の形の池を中心としたビオトープの作製等をしてきました。
本年はビオトープの生き物とのふれあいの場をつくろうと、池の周辺に木や石で観察道を設けました。また、ビオトープに住む生き物をもっと豊かにしたいと願い、丸太や石を積んだり、落ち葉を集めたりして、生き物のすみか作りにも取り組みました。さらに、植樹して昆虫や鳥たちが訪れやすい環境をつくっていくことも行っています。
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ビオトープの生き物調べ |
10月に自然観察指導員の矢村健一さんを招き、自然観察会を行ったところ、30種類以上の植物を見つけることができ、驚きました。今後とも地域の自然に目を向け、身近な生き物の命を守っていきたいと考えています。
代表サポーター 平井 俊行
(福井市 パート 女性)
(南条郡 保母 女性)
(坂井郡 大学生 男性)
(武生市 主婦 女性)
(福井市 公務員 女性)
(福井市 無職 女性)
今年は、容器包装リサイクルをテーマに2回のバスツアーを開催しました。
<土曜日コース>10月4日(土) テーマ「プラスチック容器包装」
土曜日コースは、私たちの生活に深く関わる「プラスチック容器包装」をテーマに実施し、35名が参加しました。
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土曜日コース |
福井環境事業鞄日市リサイクルセンター(福井市)では、各家庭から回収された容器包装ごみが選別、洗浄され、ペレットという粒へ成型される様子を見学しました。容器包装ごみの中には、一部正しく分別されていないものもあり、機械による選別と並行して、手選別も行われていました。
参加者からは、「手作業による選別はとても大変そうでした。一人ひとりが正しく分別することの大切さを痛感しました。」などの感想が聞かれました。
その後、アルパレット(株)(丸岡町)を訪問し、ペレットがリサイクルパレット(荷物を乗せたままフォークリフトなどで移動できるようにした荷台)に生まれ変わる工程を見学しました。
わずか半日のバスツアーでしたが、家庭から出された容器包装ごみの行方を追うことで、容器包装リサイクルの実態を知り、ごみの分別に対する認識が深まったようでした。
<平日コース>10月8日(水) テーマ「ペットボトル」
平日コースは、身の回りにあふれる「ペットボトル」をテーマに実施し、40名が参加しました。
富山県砺波市にある北陸コカ・コーラボトリング鞄v波工場(砺波市)では、午前中にペットボトル飲料の製造工程と容器回収の様子を見学し、午後は石川県松任市にある同社の石川リサイクルセンター(松任市)に移動し、回収容器を圧縮する減容化の工程を見学しました。減容前のペットボトルの山を前にして、担当者から「ペットボトルのリサイクルでは、輸送費の軽減のために容積を減らす工程が必要となります。」と説明があり、参加者はうなずきながら聞いていました。
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平日コース |
その後、訪れた潟Zキ(小松市)のペットボトルリサイクルセンターで、PET樹脂のフレーク化(薄片状)の様子を見学し、帰途に着きました。
1日に運びこまれる大量のペットボトルを見て、参加者からは、「リサイクルにどれくらいの費用がかかっているのか。」といった質問や、「これからは水筒を持ち歩くようにしたい。」といった感想が聞かれました。
プラスチックは種類が多く、分別不可能なプラスチックは焼却して熱回収するよりほかに方法がないようです。今回のリサイクルバスツアーでは、リサイクルの重要性を認識すると同時に、ごみを減らすこと(リデュースとリユース)の重要性を再認識しました。
環境ふくい推進協議会では、「平成16年環境カレンダー」(ごみだし日シール付)を作成し、会員の皆様にお送りしました。
環境ミニ情報や電気量使用チェック項目など内容も盛りだくさん!!
もう1部欲しい!友人にも使って欲しい!と思う会員の方、また一般でご希望の方にも1部300円でお配りしています。
詳しくは事務局へお問い合わせください♪
申込み方法:電話またはFAXでお申込みください。
(送付先住所、氏名、電話番号、希望部数を記入)
※ 数に限りがありますので、お申込みはお早目に!(なくなり次第締切らせていただきます。)
「環境教育」
今年も「ふくい環境シンポジウム」を開催します。
今回は、ドキュメンタリー映画「センス・オブ・ワンダー」を環境教育用に編集したものを上映します。その後、基調公演と環境教育の現場に携わる方たちによる事例発表を行います。
参加を希望される方は、事務局までお申込みください。
多数のご来場をお待ちしております!!
日時 : 平成16年3月6日(土)13:30〜
場所 : 福井フェニックスプラザ 小ホール(福井市田原1丁目13‐6)
《プログラム》
◆映画上映 ドキュメンタリー映画
「センス・オブ・ワンダー(環境教育用)」
◆基調講演 講師:上遠 恵子 氏
(レイチェル・カーソン日本協会理事長)
◆ 事例発表 発表者後日決定
◆ 定員 200 名
「こんな特集が読みたい!」「環境を守るには何から始めたらいいの?」「私は環境のためにこんな工夫をしているよ」など、皆さんからのご意見や素朴な疑問、感想をお待ちしております!!
頂いたご意見はこれからの紙面づくりに役立てていきますのでよろしくお願いします♪
環境ふくい推進協議会では、随時会員を募集しています。環境問題に関心のある方、本紙『みんなのかんきょう』を毎号読みたい方、当協議会主催の講演等の情報を知りたい方は、ぜひ御入会ください。お待ちしております!
《年会費》
個人会員:500円
企業会員:1口 10,000円(1口以上何口でも可)
団体会員:無料
≪冬の適正暖房は20度≫
私は冷え性なので、冬は暖房が欠かせません。でも、温暖化のことを考えるとむやみに温度を上げられないので、工夫しています。足が冷える時は、唐辛子の粉末を袋に入れたものと一緒に靴下をはきます。体全体が冷える時は、熱い飲み物を飲んだり、少しおおげさに体を動かしたりします。工夫といっても単純なことばかりですが、効果は抜群です。皆さんも、ぜひ試してみてください!!
(S)
環境ふくい推進協議会事務局(福井県環境政策課内)
TEL 0776−20−0301
FAX 0776−20−0634