みんなのかんきょう |
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会長就任あいさつ
会長 荒井 由ニ
環境ふくい推進協議会の会長就任に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
今日の環境問題は、水質汚濁、廃棄物の増大などの身近な問題から、オゾン層の破壊や温暖化といった地球規模の環境問題に至るまで、複雑多様化しております。
これらの問題を解決するためには、企業や住民一人ひとりが、現在の社会の構造、生活のあり方を環境の視点から見直し、それぞれの立場でどのように行動すべきかを考え、できることから実践していくことが強く求められています。
こうしたことから、自発的な環境保全活動の推進を図ることを目的とした当協議会の役割は極めて大きく、今後も、より一層の定着と着実な前進を図るため、さらに積極的に事業の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
このすばらしい福井の環境、そして地球の環境が、次の世代にしっかりと引き継がれるよう、皆様方の一層の御支援、御協力を賜わりますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが就任に当たってのあいさつとさせていただきます。
平成14年度 環境ふくい推進協議会総会の結果について
去る、5月28日(火)、福井県国際交流会館(福井市)において、平成14年度の環境ふくい推進協議会総会が開催されました。
まず、平成13年度事業および収支決算について事務局からの報告の後、監査委員から事業の執行および会計経理が適正に処理されているとの報告がありました。
また、平成14年度の事業の実施について、次のとおり決定しましたのでお知らせします。
平成14年度事業計画
1 環境保全活動促進事業
@ ふくい環境シンポジウム (県と共催で開催 冬頃)
A パートナーシップ交流会 (個人や団体間等の情報交換会を開催 冬頃)
B リサイクルバスツアー (ごみの流れを追う見学会を開催 秋頃)
C 親子環境教室 夏頃
D 企業研修会 秋頃
E 環境カレンダーの作成(平成15年用)
F 環境アドバイザーの派遣助成(対象 企業会員)
G 環境保全活動の啓発
・「クリーンアップふくい大作戦」の主唱
・「アイドリングストップ運動」および「ノーマイカーデー」の普及啓発
・「ごみスリム・スリム運動」と連携し、リサイクル活動を推進
・「ごみになるものは断ろう!」キャンペーンの展開
2 情報紙発行事業
「みんなのかんきょう」を年4回発行
3 表彰事業
環境保全活動に取り組んでいる個人、団体等を表彰
(今年度表彰者は、後記のとおり)
4 普及広報事業
パンフレットの配布やイベントへの参加
新役員名簿(敬称略)
◆会長
荒井 由ニ
◆副会長
村上 哲雄 河原はつ子
◆ 企画委員(◎は企画委員長)
◎御嶽 義視 井上 哲夫 稲垣 学 大谷 佳弘 豊嶋美代子 野村 昭一
吉川 守秋 木内 隆治 杉本 敬一 鈴木 謹一 中野 信夫 松田 元栄
森井 祐二 森 美知廣 林 一夫 山田 重喜 畠山 是信 川村 幸治
◆監事
田原 瑛郎 三ア 裕二
平成14年度環境ふくい推進協議会会長表彰受賞者名(敬称略)
○個人の部
大浦千恵子 山田健次郎 吉川正信
○団体の部
朝日町福寿会連合会
鯖江市小中学校理科研究部
芝原を美しくする会
中野清水を守る会
生ごみリサイクル市民ネットワーク
○学校の部
和泉中学校
福井市安居小中学校
岬小学校
○企業の部
カンボウプラス株式会社福井工場
※ 各事業の実施時期および詳細については、その都度情報紙やちらし等でお知らせします。
ふるさとの環境自慢
(勝山市) 「取立山」
福井から、国道157号を白峰方面へ向かい、小原集落への入り口を過ぎてしばらく進むと、「東山いこいの森」の看板が目に入る。
いこいの森のキャンプ場を右手に見ながら、林道を進むと、百台くらいは停まれそうな駐車場に出る。
ここで管理のおじさんに出会ったら、季節駐車料500円を支払う。
本日は4月29日快晴、リュックを背負って、トレッキングシューズに履き替える。軽い準備運動後、2時間弱という登りに向かう。
左回り(直登コース)と右回り(大滝コース)があるが、初心者はリーダーの指示に従い、素直に左回りコースを進む。道中、リーダーは、これが赤兎、あれがナニと説明するが、小生には区別がつかない。
露岩の歩きにくい場所もあるが、途中休憩をはさんで1時間ほどで、意外に元気なまま山頂(1,307メートル)に至る。
ここからは白山をはじめ、周囲がよく見える。
約20分で、避難小屋に着き、用を足す。汚いトイレを見て、富士山頂に有料のバイオトイレを設置したNPOのことを思い出す。
小屋から数分も進むと、有名なミズバショウ群生地に着く。
暖冬だったとはいえ、まだかなりの雪が残っているが、雪の間から顔を覗かせているミズバショウの近くには、人の群れ。それでも、じっくり鑑賞し、写真を撮った後、こつぶり山に登り、昼食。
持つべきは友。「おまえは、自分の食事とお茶だけ持って来い」と言われて従っていたが、ここでビールと焼肉。誰が何と言おうと疲れたからだと乾いたのど、すいたお腹にはこれは最高。
微風も心地よく、食欲が満たされると自然に眠気も襲ってくる。
2時間あまりも休憩しただろうか、当然、すべてのごみはお持ちかえり。
荷物は軽くなるが、身体は重くなって、これからの下り道。
砂利道が多いこともあって下りの方がきつく感じ、ひざに来る。さらに、途中、残雪も多く余計に足元が危うい。
4、5才の子ども連れは、露岩のところであきらめて登り道をひき返すとのこと。これもきつそう。
こつぶり山から小1時間も歩くと、大滝に着く。落差30メートルというが、間近で見るせいかかなりの迫力。
少々休憩をしてから、20分ほどで出発点の駐車場に着く。時計を見ると、約5時間が経っていた。
体力には自信がなかったが、仲間のおかげで、結構気持ちよく戻って来ることができた。なお、ミズバショウの5月上旬や紅葉の10〜11月がいいというが、夏も気持ちよさそう。
あとで、手元にある本「越前・若狭魅力の日帰り40山(福井新聞社)」をみると、サブタイトルにこうある。
「中高年にもってこい、手ごろな福井の山々」と。
翌々日、やはり、足が痛い。しかし、これは気持ちがいいものだ。
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1,000字程度の原稿に地図・写真を添付して応募してください。場所の紹介だけでも結構です。
採用された方には記念品をお送りします。
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特集
池の河内 ハンノキ林
身近な水辺の生き物を考える
1 身近な水辺の生き物とその現状
かつて田んぼや小川、溜め池などで普通に見られた生き物―メダカ(写真)、フナ類、ナマズ、ドジョウ、タナゴ類、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ゲンゴロウ、タガメ、タイコウチ、オオコオイムシ、アキアカネなどのトンボ類、トノサマガエル(写真)、ツチガエル、その他のカエル類、ミジンコ・ホウネンエビなどのプランクトン、カワニナ、モノアラガイなどの淡水貝類、ヘビ類、サギ類、コウノトリ、トキなどの鳥類、水生植物など。
もともと水が豊かな福井県には、里山に隣接した農村地域に、これらの生き物がセットになって生息・生育していたと考えられる。しかし、現在、それぞれの種を単独で見かけることはあっても、何種もそろって見られるところは、ごく一部の地域に限られてしまった。今の子どもたちが大人になったとき、子どもの頃遊んだ水辺にメダカやゲンゴロウがいたとか、夜にゲンジボタルやヘイケボタルを見に行った、などという原体験を持つ人がどれほどいるだろうか。
今年発行された「福井県レッドデータブック」では、コウノトリ、トキは絶滅種、ゲンゴロウ、タガメが絶滅危惧種として選定されている。いずれも肉食性であることから、この背景には捕食される小さな生き物の減少が関係していることが予想できる。それは単に個体数だけでなく、種数にもいえることである。一例をあげるなら、昔と同じように田んぼから聞こえてくる蛙の合唱も、そのメンバーはアマガエルだけになってしまっている場合が多いのだ。
2 なぜ生き物が水田周辺に多いのか
トノサマガエル メダカ
小川や溜め池といった水田をとりまく身近な水辺環境に棲む生き物の多くは水田に移動して産卵し、生まれた子どもも水田で育つ。様々な生き物がなぜ水田を生息環境に選ぶのだろうか。その理由としては、まず、水田の「ゆりかご」機能があげられる。
早春、水を落とした水田に残るワラなどの有機物は、代掻きの水によって急激に分解され栄養分となる。また、浅くはられた水は、日の光に暖められ、植物プランクトン(アオミドロなど)や動物プランクトン(ミジンコなど)を大発生させる。これが、メダカやフナの稚魚、オタマジャクシなどのエサになる。さらに、これらを肉食の昆虫であるタガメやゲンゴロウ、タイコウチ、ヤゴなどが捕食する。また、栄養豊富な水に育つ水生植物を様々な昆虫が食べて成長し、それをカエルが捕食する。コイやフナ、ナマズなどは水田がこのような生命のゆりかごであることを知っているのか、梅雨時には大きな河川や湖沼から増水した小川を経て、田んぼに遡上し産卵するという。信じられないような生き物の巧みな生存戦略である。
また、水田耕作という人為撹乱にうまく適応して繁栄してきた生き物がいる。かれらは田起こしや田植えの増水、中干し、草取りがないと産卵もふ化もできないのだ。一般に「赤とんぼ」と呼ばれるアキアカネの卵は、春、水田に水が入ると一斉にふ化する。ふ化の条件として、卵が水に浸り、水温が上昇することが必要であると考えられている。また、同じ水生昆虫であるミズカマキリやガムシは、田植えの頃に水位が低くなった溜め池から餌の豊富な満水の田んぼへ移動して産卵するといわれている。ふ化した子どもはそこで育ったのち、稲刈り前に成虫になり、水が無くなった田んぼから、水位が高くなった溜め池(このころには、田へ水を供給する必要が無く水位は元に戻っている)へ戻って越冬、という生活をしている。さらに、絶滅危惧植物のミズアオイの場合では、田起こしによって種子が傷付けられ、そのことが発芽を促進するといわれる。このような例を挙げるときりがないが、これらの生き物は水田耕作と共存してきたことがわかる。
3 何がかれらを絶滅に追い込むのか
一般的に以下のような要因が挙げられている。
@ 小川をコンクリート三面張りにすると
生き物のすみ場所・隠れ場所、産卵環境、越冬場所となる深みが消失する。また、垂直の側壁は、ホタルの幼虫や吸盤がないトノサマガエルなどの上陸を阻止する。さらに多孔質空間に棲む水質浄化作用のあるバクテリア等も減少し、それはあらゆる水辺の生き物に影響を及ぼすことになる。
A 用水のパイプライン化、田と排水路との落差は
川や湖などから田んぼへ遡上し産卵するコイやフナ、ナマズなどの魚類の移動を阻害する。
B 湿田の乾田化は
落水後(秋期から冬期)に水中ですごす昆虫、また、移動のできない水生植物のすみ場所を消失させる。特に稲刈り後の耕起は、水生シダにとって壊滅的なダメージを与える。
C @〜Bによる止水環境の減少は
流れが穏やかで1年中水が絶えない場所に限って多く生息しているメダカやその餌となるプランクトン、遊泳力の小さい稚魚、両生類、昆虫類にも影響を与えている。そのうえ非かんがい期に水路に水が無いことも、これらの生き物の減少に追い打ちをかけている。
D 農薬は
昔と比べて毒性も弱くなり、効果が選択的になったものの、広域で一律に散布されることによって、害にならない昆虫や植物まで影響を与えている。。
E @〜Dの要因によるエサの減少は
福井県レッドデータブックに選定された水辺にすむ鳥(特に絶滅の危険が高い種)の多くの存続を脅かしている。
F これらの要因による各生育地の孤 立化によって
移動できない生物の場合は、閉じこめられた水域が開発されると、他の良好な生息環境へ移動することができずに死滅することになる。
4 産官学民が一体となって取り組みたい
身近な水辺の生き物が人間と共存するためには、圃場整備や水田の維持管理の問題など解決すべき課題が多い。しかし身近な水辺を保全するために、農家、農産物購買者をはじめ、学習希望者、教育指導者、行政など様々な立場の人たちが協力しあえば、その結果として互いに様々なメリットが期待できるだけでなく、地域づくりに発展する可能性も秘めている。ここでは、県内外における産官学民が連携した様々な取り組みを例として紹介する。
○田んぼの学校(大野市)
地元の市民団体であるNPO法人田んぼの学校「越前大野」が、大野市勝原のスキー場ロッジを拠点に生産組合所有の田んぼなどを使い、稲作や里芋の収穫、郷土料理の調理実習、昔遊びを伝える体験教室などを開催している。子どもや消費者に農作業を体験してもらい、自然の尊さを学んでもらうことをねらいとしている。
○棚田オーナー制度(三方町)
三方町と三方五湖農業協同組合の出資でできた「株式会社エコファームみかた」による制度。一区画ごとに定額料金を支払うと、棚田のオーナーになれる。オーナーは棚田で収穫された有機栽培米が必ず定量もらえるほか、美しい棚田を見ながら田植え・稲刈り等の農作業を体験できる。
○蕪栗ぬまっこくらぶ(宮城県)
地域住民、地元自治体、研究者、自然保護関係者、大学の教育機関、行政が参画して、ガンの生息地(蕪栗沼)の復元と人間とガンの共生を目指して活動しており、現在、地域づくり運動に発展している。環境教育の他、水田農業とガン類との共生を実現させるために地元農家への全戸アンケート調査や農家との話し合いを積極的に行い、蕪栗沼周辺のガン類の群を分散させ、水田農業へも付加価値をもたらす取り組みを行っている。
○コウノトリの郷公園(兵庫県)
「コウノトリの種の保存と遺伝的管理」、「野生化に向けての科学的研究及び実験的試み」、「人と自然の共生できる地域環境の創造に向けての普及啓発」の3点を基本的機能に位置づけ、コウノトリの保護・飼育・増殖、野生化に向けての研究、環境づくりなど多様な事業に取り組んでいる。公園内では水田周辺だけでなく、里山も含めた保全活動の実践を一般から募集したパークボランティアと共に行っているほか、生物と共存できる農林業あり方についての講演会や、田園生態系に関するセミナーを一般に広く解放して行っている。
調査風景
5 身近な水辺の自然探偵団について
福井県自然保護センターでは、@子どもたちが水辺の自然に親しむことで豊かな心をはぐくみ、A調査することで水辺環境の現状について考え、B福井の水辺の自然について正しい認識が広まることを目標として、平成13、14年度の2ヶ年間「身近な水辺の自然探偵団」を行っている(写真)。本事業は、福井県内の田んぼ、流れのゆるやかな小川、池沼、湿地、湖の周辺などの水辺にすんでいる生き物を、団員に登録された方(学校、PTA、子供会、親子など)に調査を行ってもらい、結果を各団体の団員同士で話し合ってもらうほか、自然保護センターで取りまとめて、水辺の生き物の分布地図を作成しホームページなどで公開している。
特に詳しく調査する種は、メダカ、ドジョウ、トノサマガエル、ツチガエル、アマガエル、イシガメ・クサガメ、ゲンジボタル、ヘイケボタル、コウホネ、ジュンサイ、ヒシの仲間で、この他に田んぼや小川など水の流れの穏やかなところにいた生き物も対象にしている。
昨年度は54団体(個人参加者含む)、532名が参加し、見つけた生き物の種類は143種であった。この結果は自然保護センターのホームページで見ることが出来る(図)。ホームページ上では、単独種の分布図を表示するだけでなく、任意の2〜3種の分布図を重ね合わせることによって、同様の分布傾向の種を探したり、逆に全く違う分布をする種を探すことも可能である。また、背景として白地図(市町村名入り)をはじめ、標高図、水系図を選択できるため、生き物と自然環境、標高、川との関係について分析できるようにもなっている。団員の人も、団員以外の人も、いろいろな人が身近な水辺の生き物の現状を知り、身近な自然のあり方について考えるきっかけになれば、と考えている。
【自然保護センターホームページ
URL http://www.fitweb.or.jp/sizen/】
6 身近な水辺と自然環境の保全について
「身近な水辺の自然探偵団」を行っていて切に感じるのは、子どもたちが夢中になって遊べる「自然の生き物いっぱいの水辺」が、本当に少ないことである。学校の校庭や公園にもそれなりに生き物はいるものの、アブラゼミやダンゴムシなど、たいてい決まりきった種類しか見られない。
「自然の生き物いっぱいの水辺」に子どもたちを連れて行くと、何も解説しなくとも、子どもたち自らが生き物を捕まえ、感動と発見をし、質問をしてくる「自然観察会」になってしまう。これは嬉しいことだが、人工的な公園や、生き物のいない見慣れた田んぼの様子とあまりにも違いすぎるからではないだろうか。その様子を見ていると、生き物たちを捕まえるときの真剣勝負・知恵比べ、自分に起こる危険を予測する、1人でできる力の見極めというような、子どもたち本来の能力は、自然の中で遊ぶことによって引き出されるのではないだろうかと感じる。
水田などの身近な水辺環境は原生的な自然とは異なり、昔から人間の管理によって維持されてきた生態系である。したがって、身近な水辺環境の保全に取り組む際に、農林業を巡る諸問題、そして地域活性化の問題は避けて通れない課題である。身近な自然について考えて始めた活動が地域づくり活動に繋がり、その結果の1つとして、地域のみんなが拠り所とする自然が保全されるようになること、それが遠回りのようで最も長く続く、身近な自然の保全のあり方なのではないだろうか。
(執筆 福井県自然保護センター
技師 平山亜希子)
読者の窓
●表紙の写真がとても美しかったです。平泉寺も何回か尋ねましたが、あらためて見直しました。 (福井市 無職 男)
●エコメイト発表会について、いろいろなグループが環境問題の解決のために、地域の人たちの手助けを受けながら積極的に活動に取り組んでおり、すばらしいと思いました。小さい頃から環境保全活動に関心を持つということは、少し大げさですが、私たちが生きていくこの地球に対しての礼儀だと思います。 (武生市 主婦 女)
●パートナーとして気のあった者同士で活動をスタートさせるのですが、輪を広げるにつれ、指導力が
不足するのが現状です。とりまとめ、リーダーとなる人材の必要性を痛感しています。 (敦賀市 無職 女)
●「環境保全活動を考える」を読んで、考えさせられました。私もエコメイトの発表に参加したのですが、これからも、生涯通して子どもたちと水辺の環境保全、水辺の自然を知ることを続けたいと思っています。皆さんも、まず身近なところからやってみませんか。 (大野市 無職 男)
●イギリス環境ウォッチングを読んで、自然に当然のごとく再使用を考え、歴史・伝統を大切にし、環境学習が行われていることにあらためて感心し、考えさせられました。 (上中町 図書館事務 女)
私たちの活動紹介
おいでな〜トンボのふるさとへ
ヨツボシトンボ 中池見湿地
第13回全国トンボ市民サミット福井県敦賀大会に寄せて
実行委員会委員長 笹木 進
トンボは、日本では古来より農耕文化と生活を共にしてきた身近ないきものです。ところが、近年、メダカやホタルと同様、トンボの姿もめっきり少なくなっています。子供たちにとっても身近な遊び相手でもあったこれらの生き物たち。
この夏、敦賀市で開催される全国トンボ市民サミットは、トンボをシンボルとしながら、このような身近な自然へのまなざしを育みたいと1990年に横浜市で始まりました。このサミットは、自然との共生を目指して活動している全国の市民団体の年に一度の情報交換や交流の場であり、開催地との交流の機会です。
福井県での開催は、「生物の多様性」などの面で国内外の関係者から注目されている敦賀市の中池見湿地が機縁で、トンボ69種という全国屈指の生息数にも熱い眼差しが注がれ、ぜひ開催をとの再三の要請によるものです。大会を記念しての「中池見湿地トンボ図鑑」も世界自然保護基金ジャパン(WWF-J)の助成のもと発刊され、全国の参加者にも喜ばれる福井県の自慢が1つできました。大会講師も大変豪華で多彩な顔ぶれ、親子で楽しめるバラエティに富んだ内容となっています、多くの皆さんが参加され、交流を深め、視野を広げられんことを願っています。
■開催日時 8月24日(土) 〜25日(日)
■開催場所 敦賀市プラザ萬象(本大会)/中池見湿地(見学会:24日)
■参加申込 実行委員会事務局 〒914-0054 敦賀市白銀町13-29 田代方
TEL 0770-22-2903
大会専用FAX 0770-24-7064
e-mail:t_summit@rm.rcn.ne.jp
■大会ホームページ http://iwakuma.ecn.fpu.ac.jp/t_summit/index.htm
投
稿
募
集「私たちの活動紹介」に応募してみませんか?
500字程度の原稿に、写真を添付してください。採用された方には記念品をお送りいたします。
詳しくは、環境ふくい推進協議会事務局までお問合せください。(TEL 0776-20-0301)
限りある資源の有効利用、ごみの減量化を図り、循環型社会を築いていくため、環境ふくい推進協議会では今年度、「ごみになるものは断ろう!」キャンペーンを展開します。
家庭から出るごみのうち、プラスチック、紙などの容器包装類が、容量で約6割を占めるといわれています。ごみを減らすために、まず、ごみの発生を抑えることから始めましょう!
ごみを出さない暮らしに挑戦するポイント
・買う前に本当に必要かをよく考える。
・買物するときはマイバックを持参する。
・不必要な包装は断る。
・過剰包装の商品は買わない。
・詰め替えができる商品を購入する。
・量り売りのものを購入するようにし、容器を持参する。
・使い捨て製品の使用を控える。
・繰り返し使える容器のものを購入し、使用後は販売店へ返却する。
・食品トレー、牛乳パックなどは店頭回収している店に持参する。
・フリーマーケットやレンタルを利用する。
毎月1日は「ノーレジ袋デー」です!
福井市のくらしと環境をよくする会では、福井市や福井市くらしの会と
共催で、7月から毎月1日に「ノーレジ袋デー」を実施。スーパーなどが
精算時にレジ袋を出さない日で、市内の42店舗が参加しています。
御協力をお願いします。
ごみ減量化・リサイクル日本一
推進県民大会2002
多数の御参加をお待ちしております。
と き 平成14年9月14日(土) 13:00〜
ところ 福井県自治会館 2階 多目的ホール
内 容 ステージ ・トークショー
講 師:志茂田景樹(作家)
・リフォームファッションショー
展 示 ・リフォーム作品展
・福井県認定リサイクル製品
・リサイクル推進団体展示会
※来場者の皆様には、トイレットペーパーなどの記念をプレゼント!
福井県福祉環境部廃棄物対策課 TEL 0776-20-0382
「ごみスリムくん」
アースサポーター活動開始!
去る6月9日から、第二期の地球温暖化防止活動推進員(アースサポーター)116名が県下全域で活動を開始しました。
県内の温室効果ガスの約21%は、私たちの日常の生活や自家用車から排出されています。
また、その排出量は、ここ10年で30%以上も増加しています。
アースサポーターは、2年間、ボランティアとして、家庭での省エネ等の実践活動やその普及等に努めます。
アースサポーターの活動への御協力をよろしくお願いします。
寄付の御礼
環境ふくい推進協議会に次の方から寄付がありました。ありがとうございました。
4月16日(火) 国際ソロプチミスト福井
金100,000円
環境ふくい推進協議会に入会しませんか
環境ふくい推進協議会では、随時会員を募集しています。
環境問題に関心のある方、本紙「みんなのかんきょう」を毎号読みたい方、当協議会主催行事等の情報を知りたい方は、ぜひ御入会ください。お待ちしております!
《年会費》個人会員:500円
企業会員:10,000円(1口以上何口でも可)
団体会員:無料
《申込み・問合せ先》
環境ふくい推進協議会事務局(福井県環境政策課内)
TEL 0770-20-0301
編集
後記学校週5日制になり、土曜日の午前中を利用したイベントが盛んに行われています。
私も先日、子どもと一緒に公民館主催の「ネイチャーゲーム」に参加。地域の山に登り、身近な植物や昆虫についておもしろ楽しく勉強してきました。
今後、「川の生き物調査」や「めだかの観察会」に挑戦する予定です。(M)