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2.プログラムを組み立てよう

 環境学習をはじめる前にまず、全体像をどのように組み立てるかを考えなくてはなりません。ただ、やみくもに自然観察やゲームを実施しても何にもなりません。大切なのは、何をどのように伝えるかという全体の構成です。この全体を構成することを「プログラムを組み立てる」といいます。


1)「プログラムを組み立てる」こととは
 プログラムとその構成要素について以下の図に表してみました。

プログラム作成の図

用語説明

「プログラム」とは
 プログラムとはある活動の開始から終了までの配置と流れのことを意味します。
 例えば、体育祭の「開会・種目・種目・種目・閉会」の流れの配置をプログラムといいます。
 前頁の「ブナの森のハイキング」の場合では、集合から解散までの流れが"プログラム"に相当します。

ブナの森のハイキング
8:00 集合
8:30 1.ブナの森までハイキング
10:00 2.ブナの実と葉っぱをさがしてみよう
12:00 昼食
13:00 3.動物の落とし物さがし
15:00 下山
16:30 解散


「活動(アクティビティ)」とは
 アクティビティとは一つ一つの活動のことを意味します。
 例えば、体育祭を再び例にとると、リレーや騎馬戦、棒倒しなどひとつひとつの種目が活動(アクティビティ)となります。
 前頁の場合では、「ブナの森までハイキング」「ブナの実と葉っぱをさがしてみよう」「動物の落とし物さがし」が活動(アクティビティ)に相当します。

1.ブナの森までハイキング
2.ブナの実と葉っぱをさがしてみよう
3.動物の落とし物さがし


「プログラムを組み立てる」とは
 プログラムを組み立てるということは、プログラムを作ることを意味します。つまり、どの種目をどの順番に持ってくるか、どういう流れにするか、また,プログラム全体の対象者は誰とするかを考える作業です。

8:00 集合
8:30 1.ブナの森までハイキング
10:00 2.ブナの実と葉っぱをさがしてみよう
12:00 昼食
13:00 3.動物の落とし物さがし
15:00 下山
16:30 解散

 例えば、体育祭の場合、
「開会式→ダンス→玉入れ→組み体操→休憩→応援合戦→騎馬戦→借り物競走→リレ→閉会式」という一連の流れを考えることです。
前頁の場合は、「集合」→「ハイキング」〜「下山」→「解散」までの流れを考えることが相当します。


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