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(3)ベオグラード憲章(1975年ベオグラード会議)
 1975年10月、ユーゴスラビアの首都ベオグラードで、環境教育の専門家を集めた「国際環境教育ワークショップ」(通称:ベオグラード会議)が開催されました。この会議の成果として作成された「ベオグラード憲章」では、環境教育の目的を次のように述べています。

「環境教育の目的は、個人と社会集団が、総体的な環境とそれに関わる問題について関心と感受性を持ち、人類の重要な立場と役割を理解し、環境の保護改善に参加する意欲と問題解決のための技能及び評価能力を身につけ、また適切な行動を起こすために、環境問題に関する責任と事態の危急性についての認識を深めることができるようにすることである。」


環境教育の国際的な流れ

1948年 国際自然保護連合(IUCN)の設立総会で「環境教育」という言葉が初めて用いられる
1962年 レイチェル・カーソン「沈黙の春」を発表
1969年 UNESCO「生物圏資源の利用と保全」に関する政府会議で環境教育の実施を勧告
1970年 アメリカ環境教育法制定 環境保護庁設置 全米アースデイ始まる。
1972年 国連人間環境会議(ストックホルム会議)国連環境計画(UNEP)発足絶滅の恐れのある野生動植物種の国際取引に関する条約採択
1975年 ベオグラード会議
1976年 環境教育地域専門家会議(アジア等世界5地域)
1977年 トビリシ環境教育政府間会議
1980年 「世界環境保全戦略」発表
1982年 UNEP管理理事会特別会合(ナイロビ会議)パリ環境教育専門家会議
1985年 世界環境教育会議(東京)
1987年 モスクワ環境教育専門家会議
1989年 第3回国際環境教育会議(ゴア・インド)
1990年 アメリカ全米環境教育法制定
1992年 国連環境開発会議(地球サミット)
1993年 生物多様性条約発効(ナイロビ)国連持続可能な開発委員会第1回会合(ニューヨーク)
1995年 アジア・太平洋環境会議
1996年 こどもエコクラブアジア会議(新潟)
1997年 環境と社会に関する国際会議、「環境と持続可能性のための教育」に関するテサロニキ宣言(ギリシャ)


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