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3)酸性雨の現状
 化石燃料等の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物や窒素酸化物が雨に取りこまれ、強い酸性を示す雨を酸性雨といい、通常pH5.6以下のものを指します。
 ヨーロッパや北アメリカ、中国ではpH4程度の酸性の強い雨が観測されており、森林の衰退、湖沼における魚の死滅、遺跡や建築物の侵食などの被害が出ています。
 県では、県内3箇所で継続的に調査を実施しており、また、国が全国29箇所に設置した酸性雨観測所の1つが越前町に設置されています。
 県内の酸性雨のpHは、年平均値4.5〜4.8で、全国値と同レベルにあります。

【酸性雨の調査地点と調査結果】
調査地点 期間 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 採取法
環境科学センター 通年 4.5 4.6 4.5 4.6 4.7 ろ過式
勝山市北谷町 通年 4.8 4.7 4.7 4.8 4.8 ろ過式
敦賀市新和町 通年 4.6 4.6 4.6 460% 4.6 ろ過式
国設越前岬 通年 4.5 4.5 4.6 4.6 Wet
(備考)
1 ろ過式:1週間の採取期間中、採取器を開放しておき、降雨をろ過して採取する。
 採取法 降雨がなくても採取器は開放されているため、乾性沈着物も採取され、カルシウムイオンやアンモニウムイオン等の影響を受け、Wet only採取法に比べ若干高くなる傾向がある。
2 Wet only:降雨時にのみ採取器が開放し、雨水を採取する。採取期間は1週間

採取法
酸性アルカリ性度合い


問合せ先:福井県福祉環境部環境政策課
TEL 0776-20-0301


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