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2 工業用水

(1)水需要の見通し
 このブロックは、繊維や眼鏡などの地域産業の集積や電気機械等のハイテク産業の立地を活かし、事業の多角化や新分野への進出を促進するとともに、地域の特性を踏まえた産業団地の整備により、平成22年の工業出荷額は平成7年に比べ50.5%増の12,220億円と見込まれます。
 平成22年の工業用水の年間使用量は、電気機械など加工組立型、繊維など生活関連型での伸びが見込まれるため、平成7年に比べ3.3%増の69,921千m3になると見込まれます。
 また、工業用水の補給量(使用量から回収量を除いたもの)は、回収率が今後も上昇すると見込まれるため、平成7年に比べ0.5%増とわずかながらの増加になると見込まれます。このため、年間では34,230千m3、1日当たりでは146,295m3となると見込まれます。

平成22年の1日最大需要量見込み 146,295m3/日

表41 工業用水関連指標の推移

区分\年度 昭和55年 平成7年 平成22年 7/55 22/7
工業出荷額 3,620億円 8,122億円 12,220億円 224.4% 150.5%
工業用水使用量 59,361千m3/年 67,669千m3/年 69,921千m3/年 114.0% 103.3%

回収量 23,541千m3/年 33,625千m3/年 35,688千m3/年 142.8% 106.1%
補給量 35,820千m3/年 34,044千m3/年 34,233千m3/年 95.0% 100.6%
1日当たり補給量 153,078m3/日 145,488m3/日 146,295m3/日 95.0% 100.6%
回収率 39.1% 49.7% 51.0% 126.9% 102.6%
使用量原単位 70.1m3/日/億円 35.6m3/日/億円 24.5m3/日/億円 50.8% 68.7%


(2)水供給の見通し
 平成22年時点における供給量見込みは、次のとおりです。
ア既存施設の供給能力
 今後新規の水源開発を要しないで供給できる平成7年時点の最大量を工業統計に基づき推計すると、日量147,700m3です。
 水源は、昭和51年に完成した広野ダムにより鯖江市東部工業団地を中心に供給する県営第一工業用水のほかは、地下水が主体です。地下水については、工業用水道の計画値や過去の実績等から推計した余力についても含んでいます。
 このブロックでは、平成6年の渇水時には広野ダムが枯渇し大きな影響を受けました。
 また、零細や水源に依存する越前和紙の産地がありますが、平成6年の渇水時には操業停止となっており、水源確保が課題です。
イ新規ダムの供給能力
 需要の増加に対応するもののほかに、現在地下水で供給している量の一部をダムによる供給で置き換える水源転換のための量が含まれています。
桝谷ダム 日量 22,700m3
吉野瀬川ダム 日量 8,300m3
日量 31,000m3

表42 工業用水の供給見通し[給水量ベース] (単位:m3/日)
平成22年の供給量見込み
既存施設の供給能力 新規ダムの供給
147,700 31,000


(3)水需給の見通し
 平成22年では、供給が需要を上回る見通しです。
 このブロックは、広野ダムの開発により他のブロックに比較して地下水の占める割合が最も少なくなっていますが、将来的に産業の産業の発展や産業構造の高度化が見込まれている地区であり、ダムによる水源の転換を図るとともに安定水源の確保に努めていく必要があります。

表43 工業用水の需給見通し[給水量ベース]
(1)需要
平成22年の需要量見込み
146,295

(2)供給 (単位:m3/日)
平成22年の供給量見込み
既存施設の供給能力 新規ダムの供給能力
147,700 31,000


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