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第3章 圏域別水需給の見通し

第1節 福井・坂井ブロック

1 生活用水

(1)水需要の見通し
 このブロックの人口は、平成7年時点では県全体の約5割を占め、これまで福井市と近接する坂井郡の各町で宅地の開発が進み人口が増加しています。今後は、増加傾向は続くものの伸び率は低下すると見込まれるため、平成22年の人口は平成7年に比べ1.8%増の409,400人になると見込みました。
 平成22年の家庭用水の年間需要量は、平成7年度の水道普及率が既に99%を超えていることから、人口や世帯数の純増分として平成7年に比べ5.1%増の44,312千m3と見込まれます。
 平成22年の都市活動用水の年間需要量は、事務所用、消雪用の水需要や、越前海岸地域観光リゾートの整備や温泉を中心とした滞在型観光の振興による水需要などの増加要因により、平成7年に比べ37.3%増の34,101千m3と見込まれます。
 このため、平成22年の生活用水の年間需要量は平成7年に比べ17.1%増の78,413千m3が見込まれます。
 平成22年の1日最大需要量は、都市化の進んだ福井市などで冬季の降雪日前後に高い数字が記録されるケースが増えるなど需要構造の変化の影響を受けて、平成7年に比べ18.3%増加し290,309m3となる見込みです。

平成22年の1日最大需要量 290,309m3/日

表20 生活用水関連指標の推移

区分\年度 昭和55年 平成7年 平成22年 7/55 22/7
総人口 378,513人 402,051人 409,400人 106.2% 101.8%
給水人口 371,975人 398,752人 407,800人 107.2% 102.3%
水道普及率 98.3% 99.2% 99.6% 100.9% 100.4%
生活用水需要量 53,001千m3/年 66,980千m3/年 78,413千m3/年 126.4% 117.1%

家庭用水 26,869千m3/年 42,150千m3/年 44,312千m3/年 156.9% 105.1%
都市活動用水 26,132千m3/年 24,830千m3/年 34,101千m3/年 95.2% 137.3%
家庭用水の1人1日当り使用量 197.9l/日 289.6l/日 297.7l/日 146.3% 102.8%
1日最大需要量 215,840m3/日 245,325m3/日 290,309m3/日 113.7% 118.3%


(2)水供給の見通し
 平成22年時点における供給量見込みは、次のとおりです。
ア既存施設の供給能力
 平成7年度末時点における水道事業の供給能力は、日量275,400m3です。
 この水道は、地下水のほか、福井市が芝原農業用水の合理化事業により笹生川ダムで確保した分と、坂井郡6町が龍ヶ鼻ダムで確保し県営水道により供給を受けている河川水があります。
イ新規ダムの供給能力
永平寺川ダム 日量 1,200m3
ウその他の新規開発見込所
 市町村における既存の水道事業計画や今後の見込みに基づき推計すると、日量78,600m3の開発が可能ですが、既存施設の供給能力や新規ダムの供給能力で不足する場合に開発されるもので確定したものではありません。水源は地下水の開発によるものです。
 ダムの整備が行われているこのブロックは、地下水の使用割合が県下で最も低い地域ですが、それでも平成7年度で約60%となっており、全国平均の約24%と比較としてもかなり高い依存度となっています。

表21 生活用水の供給見通し[給水量ベース] (単位:m3/日)
平成22年の供給量見込み
既存施設の供給能力 新規ダムの供給能力 その他の新規開発見込量
275,400 1,200 〜78,600


(3)水需給の見通し
 このブロックでは、積雪時の駐車場確保用として消雪用水を使用する事業所の増加など都市活動用水を中心とする需要構造の変化により、1日最大需要量が18.3%増加するものの、既存のダムや新たなダムと地下水の開発により、平成22年時点の供給量は需要量を上回る見込みです。
 しかし、災害対策の上で水源の多様化・分散化が必要となっている地区や近い将来に地下水の開発が限界になると見込んでいる地区では、ダムによる水資源開発等を進める必要があります。

表22 生活用水の需給見通し[給水量ベース]
(1)需要[1日最大需要量]
平成22年の需要量見込み
290,309

(2)供給
平成22年の供給量見込み
既存施設の供給能力 新規ダムの供給能力 その他の新規開発見込書
275,400 1,200 〜78,600


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