基本方針:洗練された都市景観づくり
【洗練された都市景観づくりの考え方】
洗練された都市景観づくりに取り組む際の留意事項は、次のとおりです。
都市部における景観づくり
都市部は、商業施設や業務施設等の立地により都市的機能が集積しており、多くの人々が憩い、楽しむ場です。従って、建築物や都市施設の色彩やデザイン上の配慮を行い、緑や水のあるオープンスペース等のうるおいとやすらぎの場を創出して、魅力と賑わいをあわせもった洗練された都心景観を生み育てます。
住宅地における景観づくり
住宅地では、子供や高齢者が安心して住める安全なまちづくりを進めるとともに、地域の自然や歴史等を生かして、個性的な落ち着きのある洗練された住宅地景観を生み育てます。都市近郊の建築物等と田園が混在している地域では、敷地内緑化や土地利用の純化等を通して、緑豊かでやすらぎのある洗練された景観を育てます。
工場等の立地地域における景観づくり
工場施設や業務施設等が立地する地域では、周辺の景観に配慮した清潔で美しい景観を生み育てます。
商業地景観地区
【景観づくりの主要な施策例】
- 魅力ある道路景観
- モール化等による歩行者優先の道路空間の確保
- 季節の変化が楽しめる街路樹の植樹や花木等の植栽
- 電線類の地中化や屋外広告物等の共同化等によるすっきりした道路空間の確保
- 歩道部における色彩の調和や舗装材の工夫(ブロック舗装、小舗石舗装等)
- 美しいまちなみ景観
- 無散水の融雪装置による歩きやすい歩行者空間の確保
- 建物の共同化や1階部分のセットバックによる統一性のある沿道景観の確保
- 建築物の意匠や色彩の調和、建物と一体感のある広告デザインの採用
- 建物の高さに配慮した連続性のあるスカイラインの確保
- 人々が憩う場の景観
- 交差点等におけるポケットパークの設置
- イベント広場の設置と歩行者天国等の実施
魅力あるショッピングモールのイメージ 美しいまちなみの商業地景観のイメージ