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九頭竜川中流ゾーン

位置図 ゾーン区域図 ゾーンの断面・平面特性
 ゾーンの中心を河川が流れ、標高1,000m級の山々が地域のふちどりとなっており、盆地を形成しています。盆地には市街地が形成され、その周辺に広がる田園には農村集落が点在しています。

断面特性図 平面特性図


主な景観資源 景観特性
自然景観 地形…法恩寺山、経ヶ岳
水系…九頭竜川、真名川
植生
(天然記念物)大ケヤキ
 九頭竜川は、主要な河川景観軸であり、うるおいのある水辺景観を形成しています。
 法恩寺山や経ヶ岳は、地域のめじるしとなっています。
 加越山地、越美山地、奥越火山地の尾根が、地域のふちどりを形成しています。
歴史景観 文化財
(建造物)滝谷寺鎮守堂
(史跡)丸岡藩砲台跡、吉崎御坊跡
(名勝)滝谷寺庭園
歴史的まちなみ…三国の港町、河野の漁村と北前船主の家並
 城下町であった大野や勝山には、市街地内に歴史的まちなみが残っています。
まち・
集落景観
幅の狭い平坦地に点在する漁村集落
海藻等の天日干しのながめ
 大野市では、城が中心にある市街地の景観がみられます。
 勝山街道沿いに、連坦したまちなみを形成しています。
施設景観 交通施設…305号、417号
建造物…福井港、漁港
 主要な道路では、移動しながら河川景観を眺めることができます。
 弁天緑地や中島緑地は、緑豊かな景観を形成し、住民の憩いの場となっています。


ゾーンの将来像:川・山と歴史を生かした景観
 河川を主要な景観軸として守り、城下町や山並みと調和した道路景観やまち・集落景観を生み、育てます。

方針1、河川景観や山地景観と調和した快適な道路景観の整備
 国道157号や158号等の主要な観光地を結ぶ道路では、周辺の河川景観や山地景観と調和した道路景観や沿道建築物の整備、屋外広告物の設置、道路付属物のデザイン化などを行うことにより、快適な道路景観の整備を図ります。

方針2、誇りと愛着に満ちた市街地景観の形成
 城下町等の歴史を物語るまちの形態を保全するとともに、永平寺や平泉寺、大野城等の歴史的景観資源や伝統行事等が行われる場の周辺を整備し、誇りと愛着に満ちた市街地景観の形成を図ります。

方針3、雄大な自然の保全と活用
 九頭竜川の生態系保全に配慮し、桜づつみや環境護岸等による河川景観の整備を図るとともに、山並みのスカイラインの保全、四季を演出する植栽や施設の色彩等に十分配慮したりリゾート景観の形成を図ります。

《将来方針図》
九頭竜川中流ゾーン

住民に親しまれている弁天緑地 緑豊かで歴史が感じられる平泉寺旧参道 山地景観が楽しめる国道416号
桜づつみが美しい九頭竜川 城下町の景観を色濃く残す寺町通り 杉林の中を通る主要地方道勝山丸岡線


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