4 施設景観
- 主要交通軸 変化に富んだ眺めが楽しめる景観軸
- 本県における主要な交通軸としては嶺北地方を縦走するJR北陸線、北陸自動車道、国道8号があげられます。また、嶺南地方の主要な交通軸として、JR小浜線と国道27号があげられます。
- 鉄道軸:嶺北地方のJR北陸線では、県境の山岳景観や平地部の田園景観、市街地景観など、変化に富んだ景観が眺められます。また、JR越美北線は福井市と和泉村を連絡し、山と川が織り成す美しい自然景観が眺められます。嶺南地方では、JR小浜線が各都市を連絡しており、海辺や湖による美しい景観が眺められます。
- 道路軸:広域的な道路である北陸自動車道や国道8号においては、JR北陸線と同様に変化に富んだ景観が眺められます。また、山間部に位置する道路では、渓谷や新緑・紅葉などの美しい自然景観が眺められ、海岸線に位置する国道305号や国道27号等では、海と背後の山地によって、四季折々の美しい景観が眺められます。
- 公園 美しく個性的な公園
- 本県では、都市公園整備をはじめとして、歴史や文化等を生かした公園整備が各地で進められています。
- 都市公園:都市公園は、市街地内のオープンスペースであり、緑豊かな景観がみられます。
- 地域特性を生かした公園:紫式部公園(武生市)、陶芸公園(宮崎村)、古墳公園(朝日町)、若狭瓜割名水公園(上中町)など、各市町村の自然や歴史、文化、産業特性等を生かした公園整備が進められており、これらは地域の象徴あるいは住民の誇りとして親しまれています。
- 建造物等 地域のシンボルとしての施設景観
- その他の重要な施設景観としては、港湾・漁港、ダム、発電所、建築物などがあげられます。本県では、近年、景観に配慮した建造物等の景観整備が進められており、建築物や道路の一体的整備がなされた陶芸の里、歴史的施設を復元した三国町郷土資料館(龍翔館)、特産の足羽杉を使周した美山町の研修休養施設(森林温泉みらくる亭)など、各地域の特性を生かしたシンボルとなる施設景観がみられます。