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第1章 計画の目的と構成


1 計画の目的

 近年、心を豊かにする快適な生活環境を求める方向へと時代のすう勢が変わってきており、人々の感性を満足させる景観づくりが求められています。
 このような質の高い景観づくりを進めるにあたっては、周辺景観との調和や生態系の保全に配慮するとともに、地域の優れた景観づくりにつながる公共施設整備や都市開発の誘導を行うことが重要です。また、景観づくりの主役である県民に、景観に対する認識や美意識、協力意識の啓発を図ることも必要であるため、住民、事業者、市町村、県が互いに役割を分担しながら、総合的・一体的な景観づくりを推進すべきです。
 これらを踏まえ、この計画は“美しく たくましい 福井を”を基本理念とする「福井県新長期構想」の主旨に沿って、県の景観づくりの進むべき方向と、それを実現するための基本的施策を明らかにするものです。
 また、景観を享受する立場であるとともに、景観づくりを進める基本的な担い手である住民、事業者の諸活動や、景観づくりの基礎的な役割を担う市町村の今後の推進基準となるものであります。


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