◆ふくいの巨木 56.福谷家のモチノキ

 ●福谷家のモチノキ
    樹 種  モチノキ(モチノキ科)
    幹周り  3.4 m
    樹 高  約13 m
    樹 齢  約200年
    所在地  三方郡三方町能登野
    所有者  福谷忠男

 三方町能登野(ノトノ)区は、三十三間山からの吹き下ろしの風の強い所であ る。特に、台風時の南風が強く、それを防ぐため各家屋の南側に防風林があり、 福谷家のモチノキも防風のため植えられたものが、現在まで残ったものである。 2 m位から分岐が目立ち、下部はよく葉が繁っているが10 m位から上は葉がや や少ない。これも風によるものであろう。
 この地区の防風林はモチノキ、スダジイ、タブノキ、ケヤキ、スギ等で構成 されている。就中(ナカンズク)、モチノキが多いが、大抵のものは10 mあたり で主幹部が切断され、更に大きい枝も払われてこんもりしているので、この福 谷家の木が特に人目をひいている。
 モチノキは、本州、四国、九州、沖縄に広く分布し、海岸または丘陵地に自 生する他、庭木として植栽される事も多い。
 なお、モチノキの名前は樹皮から「とりもち」を造る事に由来している。

(文:上坂正夫 写真:吉澤康暢)



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