「環境立県 福井」宣言

平成14年1月4日
福井県知事 栗田 幸雄

 20世紀の「大量生産・大量消費・大量廃棄」の社会は、現在、資源の枯渇や地球温暖化、オゾン層破壊など地球規模の環境問題を招来している。また、大量の廃棄物の処理に伴い、環境汚染、不法投棄、処分場の逼迫など社会経済システムの行き詰まりが顕在化している。

 21世紀は、「環境の世紀」として、環境への負荷をできる限り少なくし、自然と共生しながら、資源・エネルギーを有効に活用する「持続可能な循環型の社会」への変換が求められている。すべての人々、事業者、行政が、現在の社会の構造、生活のあり方と価値観を環境の視点から見直し、自ら果たすべき役割に責任を持たなければならない。

  循環型社会の実現のためには、新たな制度、新たな技術、新たな事業など新たな社会システムの構築が必要である。経済発展の目的も量的拡大から質的向上に方向転換することが求められており、環境保全技術やリサイクル技術を持つ環境関連産業が今後の成長分野として注目を集めている。

 こうした点を踏まえ、県民、事業者、行政それぞれが常に環境への配慮を念頭に置きながら社会・経済活動を営むとともに、新たな産業として環境関連産業の立地、振興と雇用の創出を図るなど、県民総ぐるみで環境と調和した循環型の社会づくりに積極的に取り組み、「環境立県 福井」の実現を目指すことをここに宣言する。

(注)平成15年4月から福井県知事は 西川 一誠 に交代しています。






「環境立県 福井」の実現に向けた重点的・戦略的施策のフレーム

キーワード : 「循環」と「共生」

@ 資源の循環
・ 「ごみ減量化・リサイクル日本一」の早期達成   ・不法投棄の撲滅
・ 処分場、リサイクル拠点の整備 ・下水道汚泥、建設廃棄物等のリサイクルの促進
・ 生ごみ等の未利用有機性資源の堆肥への活用促進

A環境関連産業の創造と振興
・環境技術の開発推進
・企業の製品製造プロセスにおける環境影響評価の導入促進
・グリーン税制など経済的支援の充実

B地球環境の保全
・環境負荷低減対策の推進   ・化学物質管理の推進
・企業の環境経営の促進    ・新エネルギーの導入
・森林の保全、整備など二酸化炭素吸収源対策の推進

C自然との共生
・自然とのふれあいの推進
・希少野生生物の保護など多様な生物との共生
・森林、農地、水辺等における自然環境の維持形成

D環境意識の醸成
・環境学習の充実
・「地球規模で考え、足元から行動する」意識の普及啓発