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一般廃棄物最終処分場建設環境影響評価

環境の保全の見地からの審査者の意見と事業者の見解


知事の意見 事業者の見解
 一般廃棄物最終処分場建設に係る環境影響評価準備書については、おおむね妥当 であると認められるが、事業の実施に当たっては次の対策を講ずることが重要である。
1 供用後の水質汚濁の防止については、浸出水処理施設排水、敷地内観測井戸 地下水および地下水集排水管排水の水質調査をそれぞれ月1回以上行い、十分な監視に努めること。 1.地下水集排水管排水が外周水路に合流する箇所にモニタリング用ますを設置し、浸出水処理施設 排水、敷地内観測井戸地下水および地下水集排水管排水について、月1回水質調査を実施し、必要に応じ 測定回数を増やします。
2 供用後の悪臭の防止については、廃棄物の搬入および埋立に当たって環境保全上 支障が生じないよう、適切な対策を講ずること。 2.埋立廃棄物については運搬中飛散しないよう十分湿らせて搬出するとともに、1日分の埋立が 終わり次第速やかに覆土を施すことにより、臭気や害虫の発生、埋立廃棄物の飛散等を防止します。
3 工事中については、粉じん、濁水、騒音および振動の発生により環境保全上 支障が生じないよう、適切な対策を講ずること。 3.工事中の粉じんについては、適宜散水を行うことにより、発生の防止に努めます。
 濁水については、洪水調整池の堆砂を適宜しゅんせつするなど維持管理に努めることにより、濁水の 発生を防止します。
 また、造成工事中目視により排水の監視を行うとともに、必要に応じ、濁りの指標となるSSについて 水質調査を行うことにより、排水の監視に努めます。
 さらに、工事中の重機の稼働による騒音・振動については、工事用重機が集中して稼働することのない よう工事計画を綿密に立てるとともに、作業員の教育管理を徹底します。
 また、騒音・振動発生レベルの低減のため、低騒音型の重機類の使用も積極的に検討します。
4 遮水工および浸出水集排水工事ならびに埋立に当たっては、シートおよび集排水 設備の破損等が生じないよう細心の注意を払うとともに、適切な性状の保護土によりシートの十分な被覆 を行うなど、施工管理に万全を期すこと。 4.工事ならびに埋立に当たっては、シートおよび集排水設備の破損等が生じないよう作業員の教育 管理を徹底し細心の注意を払って施工いたします。
 また、適切な性状の保護土により、シートの十分な被覆を行います。
5 ホソバイヌタデの移植に当たっては、現在の生育環境や移植予定地の環境条件等 を十分に調査するとともに、実生繁殖についての検討や試験移植などを行い、移植後消失することがない よう十分な保護、管理を行うこと。 5.ホソバイヌダデの移植に当たっては、ホソバイヌダデが河原や谷川のほとりに生息する等の特性 を十分に考慮し、有識者の指導のもとに現在の生育環境に近い場所を選定します。
 また、同種が一年草であることを考慮し、実生繁殖の検討や、試験移植などの計画を立てた上で、適切 な時期や方法により行います。
 移植後については、本種が生息し続けるように、適宜観測を行うとともに、必要に応じて有識者の意見 を聴きながら保護管理に努めます。
6 造成部の緑化に当たっては、在来種の使用に配慮するなど、周辺の自然環境との 調和に十分配慮すること。 6.造成部の緑化に当たっては、地元に生息する在来種を使用し、周辺の自然環境との調和に配慮 します。
7 工事中および供用後において、予測し得なかった問題が生じた場合は、適切な 措置を講ずること。 7.工事中および供用後において、予測し得なかった問題が生じた場合は、関係機関等と十分に協議し 適切な対策を講じます。

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