知事の意見 |
事業者の見解 |
福井空港環境影響評価準備書については、おおむね妥当であると認められるが、事業の実施にあたっては、地域環境の特性および騒音問題の特殊性等を考慮し、以下のとおり対策を講ずることが重要である。 | |
1 航空機騒音防止対策
(1) WECPNL(うるさき指数)については、おおむね適正に予測、評価が行われていると考えられるが、飛行経路や機種等が確定した段階で、必要に応じ、再度予測、評価を行うこと。 |
うるさき指数の予測については、航空機の機種等、条件の変更があった場合、必要に応じて再度予測、評価を行う。 |
(2) 定期便の就航後速やかに航空機騒音の実測調査を行い、
「航空機騒音に係る環境基準について(昭和48年12月27日環境庁告示第154号)」によって定められた
環境基準を超える地域があれば、防音工事を行うなどの適切な環境保全対策を講ずること。 |
定期便の就航後は、航空機騒音に係る環境基準の達成状況を把握するため、現地測定を行うとともに、
防音工事を行うなどの適切な環境保全対策を講ずる。 |
(3) 定期便就航後の実測調査により、WECPNL70以上の範囲にある学校、
保育所、病院、社会福祉施設等の公共施設については、防音工事を行うなどの適切な環境保全対策を講ずること。 |
防音対策については、国の基準を参考に、実測調査においてWECPNL70以上の範囲内にある
公共施設については、防音工事を行うなどの適切な環境保全対策を講ずる。 |
2 大気汚染防止対策
大気汚染については、おおむね適正に予測、評価が行われていると考えられるが、光化学オキシダント等
については定量的な予測が困難であることから、定期便の就航前後において、周辺環境の実測調査を行うこと。 |
定期便の就航前後において、大気汚染の実測調査を行う。 |
3 景観対策
緩衝緑地公園の整備にあたっては、憩いと潤いのある親しみやすいものとなるよう、その位置、面積および
樹種等について十分検討を行うこと。 |
緩衝緑地公園については、周辺地域との間の緩衝スペースとして確保し、植樹帯を効果的に配置するとともに、
憩いと潤いのある空間となるよう十分検討し整備する。 |
4 工事中の環境保全対策
(1) 造成工事等による濁水を処理する沈殿池については、その位置および容量等を十分に検討するとともに、
維持管理に万全を期すこと。 |
造成工事等による濁水を処理する沈殿池については、その位置および容量等を十分に検討するとともに、
維持管理に万全を期する。 |
(2) 地盤改良工事および道路・河川のポックスエ事の施工にあたっては、専門家の指導、
助言を受けるなど、環境保全上適切な工法について十分に検討すること。 |
地盤改良工事および道路・河川のボックスエ事の施工にあたっては、専門家の指導、助言を受けるなど、
環境保全上適切な工法について十分に検討し実施する。 |
(3) 建設作業および資材運搬作業にあたっては、騒音・振動および粉じんの発生により
環境保全上支障を生じないよう工事の平均化に努めるなど事前に十分な検討を行うこと。
また、建設作業騒音・振動および道路交通騒音・振動の実測調査を行い、必要に応じ適切な環境保全対策を講ずること。 |
建設作業等による騒音・振動および粉じんに対しては、地域の実情等に配慮し、環境保全上支障のないよう十分検討する。
また、工事の施工にあたっては、実測調査によりこれらの影響を十分に把握し、適切な環境保全対策を講ずる。 |
5 その他
工事中および定期便の就航後において、予測し得なかった問題が生じた場合は、適切な措置を講ずること。 |
工事中および定期便の就航後において、予測し得なかった問題が生じた場合は、適切な措置を講ずる。 |