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九頭竜川河口域

九頭竜川河口域

九頭竜川下流の北側に広がる坂井平野は、福井県の穀倉地帯ともいえる場所で、大部分が水田になっています。この地域は、シギ類の渡りの中継地やガン類、カモ類の越冬地として重要であり、特にガン類については、加賀市片野の鴨池(ラムサール条約登録地)をねぐらとする個体が、多い年で2000羽以上も飛来し、餌場として利用しています。また、ハクチョウ類も毎年観察されている他、珍しいハクガンがマガンに混じって見られることもあります。

昆虫相も豊かで、広い河川敷が、そこに特有な種だけでなく、開発などで人里近くの棲み場所を追われた多くの昆虫たちの重要な生息地になっています。


所在地坂井郡三国町、坂井町
湿地タイプ河畔
面積20ha
標高20m
保護区指定 


湿地データ出典 「第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査結果(1995年3月 環境省)」
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