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倉ノ又山の湿原

くらのまたやまのしつげん

ミズバショウ群落

雲川支流巣原川の上流域に広がる緩斜面地「平家平」の上部、倉ノ又山につながる鞍部や谷間周辺に、湿原は位置しています。ブナ、ナンゴクミネカエデ、マルバマンサクなどの低木が優占する湿地となっており、その中央部や谷川沿いには,多数のミズバショウが群生しています。春先の雪どけ後には,真白い花を咲かせ登山者の目を楽しませてくれます。県内では、取立山、林谷、大芝山などにミズバショウの生育地がありますが、平家平の群生地は個体数および生育面積において他をしのいでいます。また、日本のミズバショウ分布地の中では兵庫県氷ノ山に次いで南に位置し、注目に値するものとなっています。


所在地大野市巣原(倉ノ又山頂上付近)
湿地タイプ低層湿原
面積1ha
標高1200m
保護区指定 



湿地データ出典 「第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査結果(1995年3月 環境省)」
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