福井県の北端部に位置する北潟湖は、加越台地が浸食されてできた谷に水がたたえられた湖です。

深さ3mぐらいの浅い湖ですが、海に近接し、河口から内陸に向けて細長い形をしているので奥に行くにしたがって、汽水から淡水へと湖水の塩分が変化しています。そのため生息する魚の種類が豊富で、47種類（「福井県の陸水生物」平成10年3月　福井県）もの魚が確認されています。

冬のはじまりとともにマガモをはじめコガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロなど多くのカモ類が飛来し、野鳥観察には格好の場所になります。