六呂師高原の自然観察の森にあるこの池には、昔、池に沈んだ馬が仏に仕える身となって池を守っているという伝説があります。小さな池ですが、周辺の斜面からの湧水によって涵養される自然の池で、様々な生物の重要な生息・生育環境となっています。
梅雨の頃、周辺の樹木にモリアオガエルの卵塊が並ぶ様子は見事で、多い年には200個以上数えられることもあります。水面にはカンガレイ、ミズユキノシタ、シロネなどの水草や湿性植物が生育し、昆虫ではアオイトトンボ、キイトトンボ、オオルシボシヤンマなどのトンボ類の他、オオコオイムシ、小型ゲンゴロウ類など多くの水生昆虫が確認されています。
所在地 | 大野市南六呂師 |
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湿地タイプ | 沼沢地 |
面積 | 0.1ha |
標高 | 560m |
保護区指定 | 奥越高原県立自然公園 県指定鳥獣保護区 |