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取立山の湿原

とりたてやまのしつげん

取立山のミズバショウ群落

加越山地の一峰である取立山(標高1307.2m )を北東に下った県境稜線上の鞍部(1240m )に位置しています。湿地は、雪解け水に涵養され、2000 株ほどのミズバショウが群生しています。本群生地は1965年に発見され、当時はミズバショウの南西限とされていました。しかし、その後、県内の大芝山、平家平など、岐阜県の蛭ヶ野高原等で自生地が確認され、さらに1975 年には兵庫県大屋町で自生地が発見されました。本種の分布南西限の位置はかなり移動することになりましたが、北方系の種であるミズバショウの群生地として植物地理学上、重要なものです。


所在地勝山市北谷町
湿地タイプ低層湿原
面積0.5ha
標高1,120m
保護区指定町指定天然記念物



湿地データ出典 「第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査結果(1995年3月 環境省)」
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