| |||
| |||
名 称 |
帯ヶ崎付近の石英閃緑岩 | ||
---|---|---|---|
学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
高浜町:音海(1165) | ||
選定理由 |
希少な鉱物・岩石を産出する地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
高浜町音海西の帯ケ崎(へたがさき)付近には中新世の内浦層群を貫く石英閃緑岩類が発達する.この石英閃緑岩類は,細粒ないし中粒の石英閃緑岩である.無色鉱物では斜長石が最も多く石英やアルカリ長石も存在する.斜長石は一般的に累帯構造をもつ.有色鉱物では普通輝石や紫蘇輝石が多く,角閃石も認められる.そのほか,緑泥石や緑れん石なども含まれる.また,有色鉱物の一部が炭酸塩鉱物に置き換わっている場合もある.新生代中新世の石英閃緑岩類は本邦では大変珍しく,福井県内では,能郷白山や大野市勝原の閃緑岩(24 )類が知られている. | ||
保護の現状 と留意点 |
若狭湾国定公園内にある.中新世あるいはそれ以降の石英閃緑岩の露出地域は,福井県下では大変珍しく,地質学的にも重要な岩石として保護していく必要がある.
| ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |