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名 称 |
高浜町小泊の水中火砕岩 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
高浜町:小泊,風島(1157) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
高浜町小泊付近には,下(しも)累層下部の名島火山岩層の最上部が分布する.この火山岩層は水中火砕岩である.斑晶鉱物の多くは変質が進んでおり炭酸塩鉱物に置き換わっている.また,この火山岩類中からはOstrea sp .などの海棲の貝化石が産出する.水中火砕岩の上位には火砕岩と一連のものと考えられる薄い凝灰質砂岩が重なり,さらにその上位の泥岩からは,浅海下部から半深海(水深100 〜400m )に生息していたと思われる貝化石を産出する.これらのことから本火砕岩がほぼ浅海下部に噴出し,西黒沢海進と呼ばれる中新世の海水準の上昇に伴い,深度が急に増したものと考えられる.本露頭は水中火山活動の産物である水中火砕岩を観察するには好適地である. | ||
保護の現状 と留意点 |
若狭湾国定公園内にある.海岸沿いの露頭のため,地層の露出がよく連続して地層が観察できる.今後とも地層を覆わないことが望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |