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名 称 |
大島半島の陸ケイ構造 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大飯町:和田(1130,1131) | ||
選定理由 |
地形形成史から見て典型的な地形 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
超塩基性岩と超丹波帯頁岩からなる大島半島は小浜湾中に浮かぶ大きな島であった.高浜地域と大島の間を西からの海流が流れ,それにより運ばれた砂が大島と高浜町和田地域との間に堆積し,二つの陸地,すなわち,大島と高浜町をつないでしまった.その結果,大島は大島半島になった.このような海成構造を陸ケイ島と呼ぶ.大島半島は福井県内でもっとも大きな陸ケイ島であり,地形発達を考える上で貴重な地域である.この種の陸ケイ島は,大島半島先端の宮留地区や高浜町城山公園(192 )にも見られる.陸ケイ島が形成されるには,大量な砂が必要である.若狭地域はリアス式海岸として有名であるが,そのためには若狭地域そのものが北に傾斜したはずである.若狭地域の北傾斜により,山間部の土砂が急激に放出されていることを反映しているのであろう. | ||
保護の現状 と留意点 |
佐分利川などのダム建設などによって土砂の放出が減少すると,今後,砂嘴の侵食が進行する可能性がある.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |