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名 称 |
南川沿いの段丘堆積物 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
小浜市:尾崎,中井(1062,1077,1088) | ||
選定理由 |
地形形成史から見て典型的な地形 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
南川沿いの小浜市深野から尾崎にかけて河岸段丘が発達する.中でも東相生および中井にかけての中位段丘はその保存状況が極めて良い.一方,口田縄においては,かつては段丘面の開析がすすんだ高位段丘が残っていたが,現在住宅団地造成のためその面はほとんど失われた.段丘堆積物のほとんどが礫層であり,人頭大の大きさのチャート礫も含まれる.現在の南川の本流の河床に分布する礫は円礫が多いが,奥田縄川沿いのように流域面積の短い小河川の河床には亜角礫が多く運ばれてきている.このような事実は,小河川の段丘堆積物の運搬距離はあまり長くないことを示している. | ||
保護の現状 と留意点 |
口田縄は,南川と奥田縄川の合流地点付近に位置し,そこには2段の段丘が見られたが,現在は住宅団地造成のためその面は見ることができない.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |