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名 称 |
大飯町フタマゼ海岸のレーヤリング | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
大飯町:浦底(1108) | ||
選定理由 |
希少な鉱物・岩石を産出する地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
大飯町大島半島のフタマゼ海岸および海岸から浦底南方の山地に至る林道沿いでは,単斜輝石岩とカンラン岩とが律動的に繰り返す互層(レーヤリング)が発達する.この互層は,位置的にみて,朝倉鼻南方の道路ぎわに発達しているものと一連のものであろう.この林道沿いでは,まだ風化が進んでおらず,成層状態(レーヤリング)がはっきり確認でき,大島半島では最も見事な露頭である.カンラン岩層中の所々にクロム鉄鉱の濃縮層が明瞭であり,場所によっては,級化層理を示すことがある.マントルが冷却する時の沈積作用によって生じたものであろう. | ||
保護の現状 と留意点 |
岩石の性質上,風化は著しく進行すると思われる.林道沿いにあり,現状維持でよいと思われる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |