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名 称 |
敦賀市刀根の石灰岩 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
敦賀市:刀根,杉箸(731) | ||
選定理由 |
古生物学的に重要な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
美濃帯中・古生層の分布地域では,石炭紀石灰岩の産地は限られている.南条山地にはいくつかの石炭紀の石灰岩ブロックがジュラ紀の混在岩相に伴って分布している.これらと起源を同じくすると思われる石灰岩ブロックが敦賀市東南部の刀根(とね)地区に分布している.この石灰岩は石炭紀の紡錘虫化石を含んでいる.石灰岩ブロックは異地性であり,一種の巨礫状である.そのため,異なる年代の石灰岩ブロックも存在する.事実,刀根の石炭紀石灰岩ブロックに接近して,二畳紀の紡錘虫化石を含む石灰岩が存在している. | ||
保護の現状 と留意点 |
敦賀セメント鉱山の石灰岩と同様,江戸時代から採掘された記録が残っているが,現在は採掘されていない.石灰岩の枯渇を招かないような配慮が望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |