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名 称 |
河野村河内の含チャート礫岩脈 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧河野村):河内(758) | ||
選定理由 |
特異な地質構造が見られる地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
河野村河内南方に開設された林道沿いの露頭に,チャートの礫を多数含む岩脈が出現した.この岩脈は断面の幅が約25cm で,中生代の層状チャートの層理面に沿って長さ約7m にわたって貫入している.ここに見られる岩脈中の礫は大きさが小礫サイズ〜砂サイズである.岩種はほとんどチャートで,角礫のものと円礫のものとがある.角礫チャートを放出した母岩は層状チャートであると思われる.従ってこの岩脈は,母岩の後期三畳紀の層状チャートが堆積し半固結状態になった以降で,かつ前期ジュラ紀の珪質色頁岩堆積以前に形成された破砕物であると推定される.円礫や角礫が共存している理由はわからない.なお,本露頭近くの珪質頁岩(134 )からは前期ジュラ紀の放散虫化石が産している.類似の岩脈がホノケ山北側からも報告されている(81 ). | ||
保護の現状 と留意点 |
大きな人為的改変はない.今後,吹き付け等により露頭が失われることのないよう配慮が望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |