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名 称 |
山王山東のマンガンノジュール | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
南越前町(旧河野村):河内(718) | ||
選定理由 |
古生物学的に重要な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
20 年前までは,南条山地の地層の年代は石灰岩中の紡錘虫化石の年代に等しいと考えられてきた.ところが,今では,チャート,頁岩中の放散虫化石によって決められるようになった.その結果,石灰岩はすべて異地性のブロック(大きな礫)であることが判明した.頁岩に含まれるマンガンノジュール(マンガン団塊)からはきわめて保存良好な放散虫化石が多数抽出できる.南条山地では,西に古いマンガンノジュールが,東に若いマンガンノジュールが出現する.山王山の頂上すぐ東の林道沿いには南条山地で最も古いマンガンノジュールが出現する.この地点では,大小様々なノジュール(最大50 pの長径を持つ)が10 程度存在する.ノジュールの外皮は黒くなっているが,内部は白ないし,白茶色である.このマンガンノジュールは多分美濃帯でも最も古いノジュールである.なお,河内林道にはここ以外に3 カ所でマンガンノジュールの存在が確認されている. | ||
保護の現状 と留意点 |
放棄された林道沿いの露頭であり,失われる心配はない.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |