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名 称 |
武生市中津原の超塩基性岩 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
武生市:中津原(755) | ||
選定理由 |
希少な鉱物・岩石を産出する地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
武生市中津原の開析が進んだ小沢にわずかに高まりが残っている.高まりの横を流れる小川に露出している岩石が,この地域を含む美濃帯ではまれな超塩基性岩である.露出状態はたいへん悪く,通常は気づかない.周囲の地質状況から判断して,ジュラ紀混在岩相(春日野相)中のオリストリス(巨礫)であると思われる.福井県内では,超塩基性岩は,飛騨外縁帯と舞鶴帯(+大島半島)にのみ出現する.これらの超塩基性岩は蛇紋岩化しており,原岩組織はほとんど残っていない.中津原の超塩基性岩は,原岩組織が比較的よく残っており,顕微鏡観察の結果,ウェルライト(単斜輝石と斜方輝石を持つ超塩基性岩)であることが判明した. | ||
保護の現状 と留意点 |
美濃・丹波帯に分布する唯一の超塩基性岩であり,保存すべきものであるが,露頭自体がほとんどわからないので,一般に荒らされる心配はない.この地点を現状のまま維持されることが望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |