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名 称 |
梅浦の礫岩 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
越前町(旧越前町):梅浦(908) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
越前海岸には広く第三紀層が分布している.第三紀層中の礫岩として有名なものは呼鳥門や鳥糞岩を形成する左右(そう)礫岩(116 )であり,安山岩の円礫を主体としている.ところが,梅浦の海岸には凝灰岩質粗粒堆積物に挟まれて,角礫岩が発達する.この礫岩も安山岩礫を主体としているが,詳細に観察すると,西谷流紋岩や起源不明の花崗閃緑岩,片麻岩の角礫も含まれている.岩石の類似性から,この花崗閃緑岩類は,船津花崗岩や飛騨片麻岩に比較される.古流系の解析は,礫岩の供給地は現在の日本海の中にあったことを示している.すなわち,現在では失われてしまったが,1,500 万年前の越前海岸沖の日本海には花崗岩や片麻岩でできた山(飛騨帯の破片?)があったのである.この付近には,この礫岩以外にも興味深い堆積構造を持つ地層が露出しているので,地質学の教育にも適している. | ||
保護の現状 と留意点 |
海岸露頭であり,現状でよい.ただ,最近の釣りブームにより,釣り人が多く出入りするようになり,露頭が汚れてきた.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |