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名 称 |
武生市大虫地域に点在する石灰岩群 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
武生市:大虫(713) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
大虫を含む武生市地域に広く発達する古期花崗岩上にルーフペンダント状の晶質石灰岩が露出する.それらが広瀬,大虫,大虫谷,横根,八田などに点在している.三畳紀末の古期花崗岩自体は石灰岩を伴うことはないので,多分,飛騨変成岩中の晶質石灰岩が古期花崗岩(船津花崗岩と称されている)に捕獲されて持ち上がってきたものであろう.大虫谷のこの晶質石灰岩は,足羽川中流の天田に露出する変成チャートと互層する石灰岩・チャートの岩体(56 )と類似している.この石灰岩はやや珪質であり,場所によっては石灰岩と珪質岩の互層をなす場合がある.このような特徴は宇奈月片岩帯の性格でもあるので,これらの石灰岩は広義の飛騨帯に属しているが,狭義に言えば,宇奈月片岩帯に区分される可能性がある. | ||
保護の現状 と留意点 |
小規模な露頭が散在している.当面失われる心配はない.ほとんど研究されていないので,今後の研究が待たれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |