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名 称 |
朝日町金谷の石灰岩 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
越前町(旧朝日町):金谷(748) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
朝日町金谷を流れる天王川の河畔に晶質石灰岩と緑色岩が露出している.現在の知識によれば,この地域はグリーンタフに属する中新世の火山岩や堆積岩に被覆されているが,基盤には飛騨変成岩が分布している.このような地質環境において,飛騨変成岩が露出することがあっても石灰岩や緑色岩が出現することはあり得ない.現実にこのような岩石がこの地点に露出していることは,従来の知識の改変を余儀なくするものである.飛騨帯,飛騨外縁帯および美濃帯の分布とその境界を明確にする重要な情報を与える地点であり,石灰岩や緑色岩の露出を消滅させてはいけない. | ||
保護の現状 と留意点 |
かつて,この露頭の石灰岩からセメント材料を採集していたが,今では放棄されている.なお,この露頭から200m 南側の天王川の河床にあった石灰岩露頭は河川工事により失われた.左岸の山際の露頭は残っている.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |