| |||
| |||
名 称 |
池田町菅生の手取層群 | ||
---|---|---|---|
学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
池田町:菅生(450) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
多くの手取層群は飛騨帯の上に分布するが,池田町菅生に露出する手取層群は飛騨帯の最南縁あるいは飛騨外縁帯の上に発達している.構成岩石は砂岩と頁岩であるが,チャートや正珪岩の中礫を含む礫岩層を挟む.手取層群はチャート礫をあまり含まないことが特徴であるので,手取層群としては例外的である.手取層群の形成条件や飛騨帯と美濃帯との関係を解析するためには重要な露頭である.なお,この露頭は,手取層群の中でももっとも上位に位置する赤岩亜層群に属している.手取層群の露頭としてはもっとも西南に位置している.この露頭の南側には東俣川が流れており,この川の南は美濃帯に属している.このように地体構造上たいへん重要な地点である. | ||
保護の現状 と留意点 |
道路沿いの露頭であり,落石防止用に金網がかけてある.モルタル吹き付け等を避け,露頭を維持することが望まれる.
| ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |