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名 称 |
池田町月ヶ瀬の渓谷 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
池田町:月ヶ瀬(387) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
池田町志津原から稲荷に向かう国道では,南側から南条山地中生層,足羽層,第三紀層が分布している.第三紀層は飛騨帯を被覆している.中部日本における地質学的にもっとも重要な地帯境界である美濃帯と飛騨帯との境界は,月ヶ瀬辺りを東西に通っている.この境界線は,内帯中央線とも呼ばれ,月ヶ瀬の西では,板垣峠から入谷に向かい,東では,雲川から笹生川に沿って走っている.足羽川の源流に近い月ヶ瀬の渓谷には凝灰角礫岩が露出している.渓谷そのものも美しいが,それ以上に飛騨帯と美濃帯との境界に最も接近した凝灰角礫岩の露頭として重要である.月ヶ瀬から南に向かうと流紋岩や流紋岩質砂岩が,そして志津原では美濃帯中生層が分布する.各地質体の境界は断層である. | ||
保護の現状 と留意点 |
現状のまま維持することが望まれる.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |