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名 称 |
越前中央山地の凝灰岩厚層 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:上黒谷(286) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
越前中央山地は中新世の安山岩を主体とする山地であり,地層対比の鍵となる堆積岩が分布せず,地質構造が不明であった.今回の調査により大野市と美山町の境界の峠である摺鉢峠の大野市側には厚さ20m 以上の凝灰岩層が露出していることが確認された.ラミナなどの堆積構造を持ち,水域に堆積したことを示している.すなわち,数千万年前のこの地域には活発な陸上の安山岩質火山活動が起こっていたが,その時の一時的,局部的に形成された湖などに凝灰岩が堆積したのであろう.この凝灰岩は白色ないし薄緑色である.地層としての分布範囲は不明であるが,今後,この凝灰岩が中央山地の地質構造解明の鍵になる可能性が高い. | ||
保護の現状 と留意点 |
越前中央山地の最も高い峠付近に位置するので,大規模な開発などがなければ保存に問題ない.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |