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名 称 |
銀杏峰・宝慶寺 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:銀杏峰,宝慶寺(263,264,287,288) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点,地形形成史から見て典型的な地形 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
銀杏峰(げなんぽう)の北斜面下部を東北東に走る断層(宝慶寺断層)によって,銀杏峰側が著しく上昇している.この断層は大野盆地の南端を画しており,大野市街地から直線的な断層地形を見ることができる.銀杏峰の頂上には安山岩類が分布しているが,中腹には礫岩,花崗岩,緑色片岩が露出している.一方,宝慶寺側は安山岩が分布している.この中で,銀杏峰の中腹に点在する緑色片岩や石灰岩は宇奈月帯に属するものと推測される.礫岩は手取層群のメンバーと思われるが,中には“えくぼ石”(pitted cobble )ができている.福井県下でえくぼ石はこの地点でのみ確認されている.山麓部は杉の植林が進んでいるが,中腹より上部では,自然がよく残っている,由緒ある宝慶寺と急峻な銀杏峰一帯は,歴史と自然を学習できる貴重な地域である. | ||
保護の現状 と留意点 |
この地域一帯は優れた自然を有しているので,大規模な開発を避けることが必要である.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |