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名 称 |
大野市池ヶ原 | ||
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学 名 |
− | ||
分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
− | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:池ヶ原(61,62,79,80) | ||
選定理由 |
その他地質学的に貴重な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
打波川に沿う下打波集落から東に向かう谷山川沿いの林道を数q行くと,池が原の廃村を越えたところに,平坦な地形が現れる.この地形を作る平坦面は,東側の安山岩の崖からの崩落物が旧地形を埋積したことによって現れた.そのため,あちらこちらに大きな岩塊が散乱している.平坦面上にはいくつかの湿地があり,狭いながらも湿原の植物と岩石崖とが楽しめる.特に春には中高度の高原性植生が美しい.安山岩崩落は平坦面の東側の溶岩流が落下したものと思われる.現在開発が進行中であるが,なるべく自然を残すように配慮する必要がある.成因的には刈込池と同じである.なお,六呂師にある池ヶ原湿原とは異なる.下打波あたりには手取層群の堆積物が分布し,高度を増すと安山岩が分布する.河川による侵食が著しく,場所によっては渓谷美も楽しめる. | ||
保護の現状 と留意点 |
環境整備は必要であるが,開発に当たっては,自然を残すように十分配慮する必要がある.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |