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名 称 |
武田川渓谷 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
丸岡町:竹田川(431) | ||
選定理由 |
地形形成史から見て典型的な地形 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
竹田川は,加越国境にある,通称みつまた山(1,063m )に源を発し,標高800 〜1,000m 級の浄法寺山・冠岳・丈競(たけくらべ)山・火燈(ひともし)山などがそびえる山地を下刻し,竹田谷底平野を流れ,竹田地区の西側で南北に連なる標高400m 位の定高性の小起伏山地を下刻し,川上付近で福井平野に出る.竹田川中流地域は,グリーンタフ地域北陸積成区の南側周縁部に位置する.中生代の堆積岩類,火山岩類等からなる基盤岩類を被覆して,新第三紀中新世に属する火山岩および火山砕屑岩類が厚く広く発達している.新第三紀層はその層厚も700 〜800m に達し,岩相的に大きく4つの累層(西谷流紋岩類,浄法寺累層,竹田累層,火燈山流紋岩類)に区分されている. | ||
保護の現状 と留意点 |
竹田川の,甌穴(おうけつ)の続く峡谷を縫って走る車道は,明治31 年に着工し,35 年に完工した.長い間川沿いの道が開設されなかったのは,川岸が断崖絶壁であったからである.今日でもスノーシェッドを設け,雪ばかりでなく,断崖からの落石を防いでいる.上流の堆砂ダムに貯まった水は緑色となっている.現状のままの保存が望まれる.渓谷美を維持するためには,道路の拡幅等に当たっては充分注意が必要である.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |