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名 称 |
米ヶ脇累層下部層の堆積岩類及び第四紀砂鉄層、三国漂流軽石 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
三国町:福良海岸[白崎](651,652,693,694) | ||
選定理由 |
特異な地質構造が見られる地点,(その他地質学的に貴重な地点) | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
三国町福良の海岸には,新生代新第三紀中新世の米ケ脇累層下部層の各種の堆積岩類,堆積構造,断層や化石が観察できる.凝灰岩,礫岩,火山岩(溶岩)が複雑に重なり合い,側方に岩相変化している.白崎北部では,スランピング構造やチャネル構造などの変化に富んだ堆積構造が見られる.この時代(中新世中期)としては希少な植物化石(米ケ脇植物群)が産出している.この付近では,断層などに沿って海食洞も発達している.また,米ケ脇累層を不整合に被覆する第四紀層の一部に,福井県では恐らく最大規模の,見事な砂鉄層(安島砂鉄層)が発達している.また,近くには,細礫大の三国漂流軽石なども存在する. | ||
保護の現状 と留意点 |
国定公園特別保護地区及び天然記念物に指定されている.海岸露頭であるので,護岸工事等に当たっては露頭をなくさないよう配慮が必要である.
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(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |