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名 称 |
吉崎の浸食面と化石 | ||
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学 名 |
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分 類 1 |
地形地質 | ||
分 類 2 |
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位 置 (2kmメッシュ番号) |
あわら市(旧金津町):吉崎(500) | ||
選定理由 |
古生物学的に重要な地点 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
吉崎の国道305号線のやや東に旧道のトンネルが残っている.ここでは,尼御前岬層が加佐ノ岬層を削り込んでいる.加佐ノ岬層は1,500 〜1,400 万年前の浅海成の凝灰質砂岩泥岩の互層からなり,尼御前岬層は,模式地付近では,浮石質凝灰岩からなるが,福井県下においては,安山岩質の溶岩や火砕岩を含み,東尋坊地域に発達する米ヶ脇累層(1,400〜1,300 万年前)(14 )に対比される.ここでは,加佐ノ岬層を削りこんで尼御前岬層基底の凝灰角礫岩層が重なっている.この礫岩中には多くの安山岩角礫〜亜角礫が含まれ,大きなものは人頭大程度であるが,多くは拳大の大きさである.また,加佐ノ岬層からはサメの歯の化石(Isurus hastalis )が報告されているほか,キムラホタテガイ(Mizuhopecten kimurai )などの貝化石も産出する. | ||
保護の現状 と留意点 |
かつての旧道は,現在は道路として使われていない.この場所は,加佐ノ岬層と尼御前 | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |