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名 称 |
ジャノメチョウ | ||
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学 名 |
Minois dryas bipunctata | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
チョウ目ジャノメチョウ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
あわら市(旧芦原町):赤尾(541),三国町:加戸(652),三里浜(696,777),福井市:国見岳(780,781),深谷(623,624,661),一乗谷(443),大野市:南六呂師(159,160),若狭町(旧上中町):嶺南牧場(979) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
茶褐色に眼状紋を有する草原性の大型のジャノメチョウ.北海道,本州,四国,九州に分布する.福井県内では芦原町,三国町,福井市,大野市,上中町からの記録があるが,県内には生息に適した草原性の環境が少ないため,それぞれの地点での生息域はきわめて狭い.年1 回,7 月に発生し地域により大きさに変異があり,大野市六呂師のものでは三国町など平地のものに比べかなり小型となる. | ||
保護の現状 と留意点 |
全国的に見れば分布域も広く個体数も多い種であるが,福井県においてはかなり片寄った分布を示している.大野市などの生息地を除けば,何れの生息地もきわめて狭い草地に依存しており,芦原町,三国町などの生息地では少しずつ生息域が狭まっている.現在のところ種としての著しい減少の危険性はないが,今後,これ以上生息域が縮小しないような配慮が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |