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名 称 |
ツマジロウラジャノメ | ||
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学 名 |
Lasiommata deidamia interrupta | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
チョウ目ジャノメチョウ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
大野市:平家平(268),下小池(56),勝原(141,163),和泉村:伊勢(127,128),小谷堂(45),前坂(63),林谷(31,32) | ||
選定理由 |
分布限界種 | ||
区 分 |
A(全国レベルで重要、または県レベルで特に重要なもの) | ||
解 説 |
渓谷沿いの崖や岩場に生息する種で,北海道,本州,四国に分布するが,生息地は局限される.福井県では大野市と和泉村のほか,目録には記されていないが今庄町大河内からも知られており,今庄町が本州での南西限の生息地となる.年2 回の発生で6 月〜7 月に1 化が発生し,2 化のものは8 月から10 月頃まで連続的に姿を見せる.また崖に生えるヒメノガリヤス(イネ科)から卵と幼虫も確認されている. | ||
保護の現状 と留意点 |
確認されている生息地は何れも渓谷沿いに点在する小さな崖や岩場で,生息環境としてはきわめて不安定である.生息環境の保全などの保護策は,これまでは全くとられていないが,今後生息環境の保全には十分な配慮が必要である. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |