| |||
| |||
名 称 |
オナガシジミ | ||
---|---|---|---|
学 名 |
Araragi enthea enthea | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
チョウ目シジミチョウ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
和泉村:下大納(125,147),貝皿(102),朝日前坂(63) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
比較的長い尾状突起を有するシジミチョウで,北海道,本州,四国,九州に分布し,国外では中国大陸中西部から北部,アムール,朝鮮半島に分布する.県内では和泉村,大野市,勝山市などから記録がある.幼虫はオニグルミ,サワグルミなどを食することが知られているが,和泉村と大野市でオニグルミから卵と幼虫が確認されている.年1 回,7 月中旬に発生し,夕刻にはオニグルミの梢上を活発に活動する. | ||
保護の現状 と留意点 |
食樹のオニグルミ(クルミ科)が奥越地方に多いこともあって,生息状況に大きな変化は認められない.今後も安定した生息状況の継続が予想される.しかし,最近は食用にオニグルミの実を採ることも少なくなりつつあり,将来的には特に集落の周辺での伐採等により急激に減少する危険性はある.生息環境の変化や遷移には注意すべきである. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |