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名 称 |
スジグロチャバネセセリ | ||
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学 名 |
Thymelicus leoninus leoninus | ||
分 類 1 |
昆虫類 | ||
分 類 2 |
チョウ目セセリチョウ科 | ||
位 置 (2kmメッシュ番号) |
和泉村:下大納(125),朝日前坂(6381),貝皿(102),後野(82),小谷堂(45),下山(122) | ||
選定理由 |
希少種 | ||
区 分 |
B(県レベルで重要なもの) | ||
解 説 |
小型のセセリチョウで北海道,本州,四国に分布し,国外では中国大陸中西部から北部,アムール,朝鮮半島に分布する.県内では和泉村の6 ケ所から記録がある.年1 回,7 月上旬に発生し渓流沿いの草地に見られるが少ない.幼虫はカモジグサ(イネ科)などを食することが知られているが,県内での幼生期に関する観察記録はない. | ||
保護の現状 と留意点 |
和泉村での生息環境は発見当時とほとんど変わっておらず,特別な保護も行われていない.また,和泉村での生息状況から考えると同村の渓流沿いの草地には広く分布することが予想され,さらに大野市など奥越山地での分布調査も必要であろう.和泉村の生息地では現在も観察される個体数等はそれほど変化していない.しかし,生息地は何れも渓流沿いに点在するきわめて狭い草地で,決して安定した生息環境でない.今後も生息地の保全には留意する必要がある. | ||
(C) 福井県自然保護課 出典「福井県のすぐれた自然(動物編、植物編、地形地質編)」(1999年 福井県自然環境保全調査研究会監修 福井県発行) |